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個人利用で無償のソフトウェアもダウンロード可能

新ハードウェアで性能を大幅強化した「Sophos SGシリーズ」

2014年06月20日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 6月19日、ソフォスは、アンチウイルスやファイアウォールなど複数のセキュリティ機能を搭載したUTM(統合脅威管理)アプライアンスの新製品「Sophos SGシリーズ」の販売と出荷を開始した。

UTMアプライアンスの新製品「Sophos SGシリーズ」

 Sophos SGシリーズは、ファイアウォール、アンチウイルス、IPS (不正侵入防止)、メール暗号化、DLP (情報漏えい対策)、Webコントロール、WAF(Web Application Firewall)の複数のセキュリティ機能を、1Uのラックマウント型サーバーに搭載する。現行の「Sophos UTM シリーズ」の後継製品で、最新のCPUを搭載し、ストレージにSSDを採用。ネットワークポートは新たにモジュール式となり、1GbEのファイバーモジュールを標準搭載するほか、10GbEファイバーモジュールおよび1GbE銅線モジュールがオプションで選択可能となっている。

 Sophos SGシリーズは、CPUやストレージ、インターフェイスをはじめとするハードウェアの刷新により、現行製品と比較してファイアウォールのスループット性能が最大で約4倍になるなど、大幅な性能向上を実現した。特に複数のセキュリティ機能を同時実行する際のスループット性能を大幅に向上しており、ファイアウォールとアンチウイルス機能を同時実行した場合、競合他社と比較して2倍以上の性能を記録しているという。

 第一弾として、中規模システム向けの製品を提供を開始。ストレージの種類と容量およびネットワークポートの仕様、利用する機能に応じて、Sophos SG 210、230、310、330、430、450 の6製品が用意される。参考価格(ハードウェアおよび年間ソフトウェアライセンスの価格・税抜き)はSophos SG 210が32万9000円~ (2コア/250GB HDD/1GbE Fiber×6)、Sophos SG 220が46万5600円~ (2コア/120GB SSD/1GbE Fiber×6)。2014年下半期には小規模システム向けおよび大規模システム向けアプライアンスを追加し、製品ラインアップを拡充する予定となっている。

 なお、Sophos SGシリーズに実装しているソフトウェアは、ソフトウェアライセンスとしても販売しているほか、個人利用に限り無償で利用可能になっている。無償版は全世界で月間約3500本がダウンロードされ、現在、約1万7000本が実稼働しているという。

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