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どれが高速!? IEEE 802.11ac製品選び 第2回

866Mbpsで十分!? 1万円以下から買える11acミドルクラス製品の実力は?

2014年06月19日 12時00分更新

文● 二瓶 朗

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多機能ながら実売1万円以下で購入可能!
アイ・オー・データ機器「WN-AC1167DGR」

アイ・オー・データ機器の「WN-AC1167DGR」。本体サイズは幅93×奥行127×高さ195mm(スタンド込み)

アイ・オー・データ機器の「WN-AC1167DGR」。本体サイズは幅93×奥行127×高さ195mm(スタンド込み)

 アイ・オー・データ機器「WN-AC1167DGR」と上位モデルの「WN-AC1600DGR2」との違いは11acと11nの通信速度で、そのほかの機能は同等である。戸建てなら3階建て、マンショなら4DK、同時利用人数は5人の推奨利用環境が示されている。

 Wi-Fiルーターを買い替えたときに便利なのが「Wi-Fi設定移行」機能。古いWi-Fiルーターの設定を丸ごとコピーして引き継げるので再設定の手間が省ける。

 もちろん、新規設定も簡単。スマホのNFC機能を使った「NFCコネクト」や、QRコードを読み取って設定を完了する「QRコネクト」といったスマホ連携の機能が充実する。

背面には有線LAN×4、USB×1を搭載。動作モード切替スイッチもある

背面には有線LAN×4、USB×1を搭載。動作モード切替スイッチもある

 本体にはギガビット対応有線LANポートが4基、USB 2.0ポートが1基搭載される。USB 2.0ポートに接続した外付けHDD、プリンターを共有できるほか「nit.USB」対応機器を接続するとWi-Fi経由でPCやスマホ、タブレットなどから利用できるようになる。

 「WN-AC1167DGR」の実売価格は8000円前後。ギガビット対応有線LANポートを4つ備え、USBポートも搭載していながら1万円を切っているのも魅力だ。

ギガビットLAN×4搭載でも実売6000円台!
エレコム「WRC-1167GHBK2」

エレコムの「WRC-1167GHBK2」。本体サイズは幅26×奥行き130×高さ182.5mm

エレコムの「WRC-1167GHBK2」。本体サイズは幅26×奥行き130×高さ182.5mm

 エレコム「WRC-1167GHBK2」は、家庭向け11ac対応ルーターとして「かいてき」「かんたん」「あんしん」機能が強調された製品。

本体背面。ギガビット対応の有線LANが4ポートあるが、USB端子は省略されている

本体背面。ギガビット対応の有線LANが4ポートあるが、USB端子は省略されている

 「かいてき」はもちろん866Mbps通信によるものだが、ほかにもマルチSSID機能でゲスト用のアクセスポイントを設けることができるところなどが寄与している。

 「かんたん」はスマホやタブレットから専用アプリ「QR link」で設定が可能なほか、PCからの設定も添付の「かんたんCD」で非常に容易であるところ。

 「あんしん」機能では、子供のインターネット利用を自動的に制限する「こどもネットタイマー」を搭載するほか、最大3大のAndroidスマホで使えるウイルススキャンアプリ「イカロスモバイルセキュリティ for Android」の90日間無料シリアルキーが添付する。

 本体にはギガビット対応有線LANが4ポート内蔵され、有線ルーターとしても活用できる。USBポートは搭載しないが、オーソドックスに無線有線の両方で快適に利用したいという人に適した製品だろう。「WRC-1167GHBK2」の実売価格は6500円前後。

(次ページに続く、「プラネックス MZK-1200DHP」)

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