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地域で活動するコミュニティーの人々にも機材を貸し出す

グーグル、被災地域を海上撮影する「海からのストリートビュー」

2014年06月18日 16時25分更新

文● 松野/ASCII.jp編集部

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「海からのストリートビュー」プロジェクトを開始。提供:Google

 グーグルは6月18日、三陸海岸の景観を海から撮影する「海からのストリートビュー」プロジェクトを開始した。

 同社は2011年から、東日本大震災で地震・津波の大きな被害を受けた地域をパノラマ画像で記録する「東日本大震災デジタルアーカイブプロジェクト」を実施している。その一環として、新たに海側から三陸海岸を撮影する今回のプロジェクトが実現したという。

 海からのストリートビューには、船上での撮影用に開発した「船上トレッカー」が新たに導入される。三陸海岸の田老、釜石、大船渡、陸前高田、気仙沼、南三陸、石巻、松島・塩竈エリアを中心に撮影する予定で、撮影期間は数ヵ月程度、公開は来年初頭を予定しているという。

新たに開発した「船上トレッカー」。提供:Google

 また、今回は同社のストリートビューオペレーターに加え、東北の地域に根ざしたコミュニティーの人々にも機材を貸し出して撮影に臨む。プロジェクト第一弾として、本日より「東北ツリーハウス観光協会」事務局長の斉藤道有さんが気仙沼、唐桑半島エリアの撮影を開始。その後、石巻や塩竈エリアでは、石巻を拠点とするアーティストの増田拓史さんが、陸前高田エリアでは「箱根山テラス事業」代表の長谷川順一さんが各地域の方々と連携し、順次撮影を開始する予定だ。

撮影エリア。提供:Google

気仙沼地域の撮影エリア。提供:Google

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