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製品情報を簡単登録「カスタムフィールド」の使い方 (1/4)

2014年07月03日 11時00分更新

文●足立 恵・森田 霞/アップルップル

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 a-blog cmsを使った企業サイトの作り方を紹介する本連載。第4回では、トップページにモジュールIDを設定して、お知らせと製品情報をカテゴリーに分けて表示しました。今回は、定型データの入力・更新に便利な「カスタムフィールド」機能を使って、製品情報ページの更新画面を作成します。

01.png

第5回の完成図

  1. カスタムフィールドの用途とメリット
  2. 製品情報入力用のカスタムフィールドをつくる
  3. 製品情報の表示
  4. 製品情報の入力
  5. カスタムフィールドを必要なところだけで表示する

1.カスタムフィールドの用途とメリット

 カスタムフィールドは、入力フォームの項目をテンプレートで自由に追加できる機能です。通常のエントリー入力画面では入力が面倒な、下記のような定型データの入力で力を発揮します。

  • 商品の値段、発売日、サイズ
  • 会社や店舗の住所、電話番号
  • イベント情報
  • 会員のプロフィール情報
  • 不動産の物件の条件検索
  • お問い合わせフォーム

 カスタムフィールドの概要については、a-blog cmsのリファレンスサイトを参考にしてください。

 一度カスタムフィールドを設定しておくと、入力項目を固定できるので、複数の担当者がいる場合もデータを確実に入力・更新できます

2.製品情報入力用のカスタムフィールドをつくる

 製品情報のページに、「商品の価格」「発売日」「サイズ」のカスタムフィールドを作成します。カスタムフィールドでは、テキストフィールド、セレクトメニュー、ラジオボタンなどから入力方法を選べます。今回は以下のカスタムフィールドを作成します。

用途カスタムフィールドの種類
価格テキスト
発売日テキスト
サイズセレクト

 価格、発売日、サイズのカスタムフィールドを記述していきます。エントリーのカスタムフィールドを記述するファイルは用意されていないので、下記のように「admin」フォルダーに「entry」フォルダーを作成し、その中に「field.html」を作成します。

 Mac → Macintosh HD/ユーザー/(ユーザー名)/Applications/AMPPS/www/themes/webpro/admin/entry/field.html
 Windows → C:¥Program Files¥Ampps¥www¥themes¥webpro¥admin¥entry¥field.html
 緑文字部分が作成するフォルダーとファイル
 注:Windowsの場合、「C:¥Program Files」が「C:¥Program Files(x86)」の場合があります

 作成したfield.htmlに、下記のようにカスタムフィールドを記述します。

■field.html内の記述


<h3 class="acms-admin-title2">カスタム設定</h3>
<table class="adminTable acms-table-admin-edit" style="margin-bottom:30px">
<tr>
    <th>価格</th>
    <td>
        <input type="text" name="productValue" value="{productValue}">円
        <input type="hidden" name="field[]" value="productValue">
    </td>
</tr>
<tr>
    <th>発売日</th>
    <td>
        <input type="text" name="releaseDate" value="{releaseDate}" class="js-datepicker">
        <input type="hidden" name="field[]" value="releaseDate">
        記入例:2014-01-01
    </td>
</tr>
<tr>
    <th>サイズ</th>
    <td>
        <select name="productSize">
            <option value="">指定しない</option>
            <option value="Lサイズ"{productSize:selected#Lサイズ}>Lサイズ</option>
            <option value="Mサイズ"{productSize:selected#Mサイズ}>Mサイズ</option>
            <option value="Sサイズ"{productSize:selected#Sサイズ}>Sサイズ</option>
        </select>
        <input type="hidden" name="field[]" value="productSize">
    </td>
</tr>
</table>

 field.htmlを作成したら、製品情報のページに移動し、管理ボックス内の[エントリー作成]をクリックします。

02.png

[エントリー作成]をクリック

 作成したいカテゴリーのページで「エントリー作成」をクリックすると、自動的にエントリーのカテゴリーが選択され、テンプレートに設定したカスタムフィールドが表示されます。

03.png

追加されたカスタムフィールド

 エントリー作成のステータスを「公開」にし、「タイトル」に「家庭用製品I」と入力して画像を1枚アップロードして[作成]ボタンをクリックします。

04.png

ステータス、タイトルを設定し、関連画像をアップロードして[作成]をクリック

 次のような画面になります。

05.png

カスタムフィールドを作成した後に表示される画面

 [一覧へ]をクリックして、製品情報ページに戻ると、「家庭用製品I」は表示されていますが、カスタムフィールドは表示さていません。

06.png

カスタムフィールドが反映されていない画面

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