Windows/Mac両対応!
専用ソフトで普段と異なる音を楽しめる「Sound Blaster E1」
今回、まずはUSB DACとしてのテストは筆者のMacで試してみた。もちろん、Windowsの場合も基本的には同様の振る舞いなので、読み替えて読み進めてほしい。PCで利用する場合、Sound Blaster E1用ドライバーや専用ソフトを収録したドライバ&アプリケーションパッケージ「Sound Blaster E1 ドライバ/アプリケーション」が必要になる。ドライバー未導入のまま接続してもUSB DACとして動作するが、クリエイティブメディア独自のサウンドテクノロジーを利用できない。パッケージはクリエイティブメディアのサイトにある「ダウンロード」ページで無償配布されているため、使用開始前に入手しておきたい。
また、Sound Blaster E1 ドライバ/アプリケーションをインストールする前に、必ずUSBケーブルでMacとSound Blaster E1を接続しよう。Sound Blaster E1の電源を入れた状態で接続していないと単に充電を行なうモードとなるので、USBオーディオとして利用する際は、必ず電源を入れるよう気を付けたい。
その後、インストールされた「Sound Blaster E-Series コントロール パネル」を起動すると、いよいよセットアップ開始だ。デフォルトでは、バーチャルサラウンドを含むさまざまなオーディオ再生技術「SBX Pro Studio」が有効になっている。最初に自分の好みの設定に調整することをオススメする。
バーチャルサラウンドを含む
さまざまなオーディオ再生技術「SBX Pro Studio」
「SBX Pro Studio」は、0〜100%でバーチャルサラウンドの強弱を設定できる「Surround」のほか、低域/高域を強調してリアル感を向上する「Crystalizer」、音量レベル自動調整機能「Smart Volume」、映画やドラマにおける声の出力だけを上げて聞き取りやすくする「Dialog Plus」などの項目で構成される。Dialog Plusは、例えばアップルの基調講演なども話している内容がかなりハッキリと聞きやすくなる。
また、デフォルトではSurroundとCrystalizerのふたつがオンにされているが、音楽鑑賞ではまず両方オフにしてみて、聞き比べながら好みに応じてオンにしてみるといい。特にバーチャルサラウンド機能はSound Blaster E1の特徴でもあるため、その効果を確認してほしいところだ。
マイク設定やボイス効果を楽しめる
「CrystalVoice」
もうひとつの「CrystalVoice」は、ビデオチャットなど声のコミュニケーションを改善するための技術だ。Sound Blaster E1の内蔵マイクからの入力に対し効果があるもので、音楽鑑賞には影響しないが、必要なければオフにしておこう。
あとは、システム環境設定の「サウンド」パネル、または「option」キーを押しながら、メニューバーのスピーカーアイコンから、出力先デバイスをSound Blaster E1に変更すれば準備は完了。これでSound Blaster E1にヘッドホン/イヤホンを接続すれば、"Mac直差し"とはまた異なる印象の音を楽しめる。