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W杯で高画質4Kテレビを体感、CS放送やパブリックV

2014年06月17日 04時17分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 次世代放送推進フォーラム(NexTV-F)は16日、現在ブラジルで開催されている「2014 FIFA World Cup(ワールドカップ)」の日本代表戦を含む一部試合を4Kで放送すると発表した。パブリックビューイングも行う。

 NexTV-Fは6月2日の13時からCS128度の放送プラットフォームを活用し、日本初となる4Kテレビ放送の試験放送を「Channel 4K(ちゃんねるよんけい)」(502ch)で行っている。音楽ライブや紀行、スポーツ番組などを放送しているが、その一環としてワールドカップの試合を放送する。

Channel 4Kでの4K放送予定
Channel 4Kでの4K放送予定

 まずは、15日10時にキックオフとなった1次予リーググループCの日本対コートジボワール戦を18日17時から放送開始。以降、7月に入り決勝トーナメントのグループC・1位対同D・2位のマッチ50を1日、準々決勝のマッチ58を7日、決勝を16日に放送する。いずれも生中継ではなく録画放送で、6月下旬から7月にかけて複数回の再放送も予定している。

 また、「2014 FIFA World Cup Brazil Public Viewing in Marunouchi 実行委員会」が主催し、東京・丸の内で予定しているワールドカップのパブリックビューイングに協力する形で、同会場で4K放送のパブリックビューイングを行う予定。丸ビルの1階にあるイベントスペース「丸ビルマルキューブ」を会場とし、85インチの4Kテレビを3台用意する。

東京・丸の内での4Kによるパブリックビューイングの開催予定
東京・丸の内での4Kによるパブリックビューイングの開催予定

 Channel 4Kでの放送と同様にこちらも録画映像となり、日本対コートジボワール戦を18日の17時からと、22・29日の14時から放映。7月に入り6日の14時からは決勝トーナメントのグループC・1位対同D・2位のマッチ50、13日の14時からは準々決勝のマッチ58の放映を予定している。入場は無料。

「Channel 4K(ちゃんねるよんけい)」の受信方法
「Channel 4K(ちゃんねるよんけい)」の受信方法

 Channel 4Kの4K試験放送は、4K放送に対応したテレビ(Channel 4K対応受信機の出力に対応したHDMI入力があるテレビ)とハイスピードHDMIケーブル(カテゴリー2)、Channel 4K対応受信機およびスカパー!IC カード、124/128度CSデジタル放送対応アンテナがあれば受信できる。

 ワールドカップの試合会場では各国代表チームによる熱い戦いが繰り広げられているが、会場外でもテレビや家電などの関連業界は、ワールドカップを4K普及のチャンスととらえてヒートアップしているようだ。

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