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W杯関連のSNS投稿の3割超が日本、初戦は396万ツイート

2014年06月16日 04時01分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 いよいよ開幕したサッカーの世界最高峰の大会「2014 FIFA World Cup(ワールドカップ)」。前回大会の2010年からの4年で、世界中で急速にソーシャルメディアが普及したことから、今回はサッカー観戦と同時に交わされるソーシャルメディアの投稿が大会の盛り上がりに一役買いそうだ。

ソーシャルメディアでのワールドカップ言及率(アドビ調べ)
ソーシャルメディアでのワールドカップ言及率(アドビ調べ)

 米アドビ(Adobe)は、ソーシャルメディアに対応する分析ソリューションAdobe Socialを使い、6月から大会開幕までの間、TwitterやFacebook等のソーシャルメディアのデータを収集、分析した。その結果、全投稿に占めるワールドカップについての言及率は国別で日本が最も高く、全体の3割超となる37%を占めたことがわかった。

 次いで2位は11%の英国、3位は9%を占めた大会開催国のブラジル。以下、ドイツ(8%)と米国(8%)が続く。上位10カ国のうち4カ国を欧州が占めたが、地域別ではアジアパシフィック地域が全体の48%を占め、EMEA(欧州、中東、アフリカ)地域が32%、南北アメリカが20%となった。

日本からのツイートが活発であることを示すアニメーション表示(ツイッタージャパンより)
日本からのツイートが活発であることを示すアニメーション表示(ツイッタージャパンより)

 ツイッタージャパンの発表によると、15日の午前10時にキックオフとなった日本代表チームの予選グループリーグの初戦、対コートジボワール戦に関するツイートは、試合開始1時間前から試合終了30分後までの間に、全世界で396万ツイートを記録。ツイートでの瞬間的な盛り上がりを示す1分間あたりのツイート数(TPM)は、前半16分の本田選手の先制ゴール時に11万7900TPM、後半21分のジェルビーニョ選手の逆転ゴール時には11万9726TPMとなった。

 「 ツイートで盛り上がるとテレビ視聴率も上がり、逆に、テレビ視聴率が上がるとツイートも盛り上がる」と言われているが、観戦やテレビ中継をはじめ、イベント事の成否のカギをソーシャルメディアが握りつつあるようだ。

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