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親子連携スマホに自動運転カー、おもちゃショーがスゴイ

2014年06月13日 10時16分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 東京国際展示場「東京ビッグサイト」(東京都江東区)で年に一度のおもちゃの祭典「東京おもちゃショー2014」が開催されている。12・13日は商談見本市が催され、14・15日はいよいよ一般公開となる。

 おもちゃと言えども、ここに出展されているなかには最新技術を駆使した「すごいモノ」がある。たとえば、バンダイ子会社のメガハウスが出展している「Fairisia(フェアリシア)」はティーンズ向けのスマホ。Android4.2搭載のスマホで、SIMカードを搭載し、月間1GB容量の高速データ通信が可能。個々のIP電話番号を持ち、電話をかけられ、フェアリシア同士の通話料は無料だ。

「Fairisia(フェアリシア)」のラベンダー(左)とホワイト(ホワイト)
「Fairisia(フェアリシア)」のラベンダー(左)とホワイト(ホワイト)

 ChromeブラウザやGoogleマップをはじめ、チャット、カメラなど30種類以上のアプリをプリインストールし、Google Playからのアプリのダウンロードにも対応する。大きな特徴は、利用時間を設定して使いすぎを防止したり、親の端末からの遠隔操作によって、ダウンロードしたアプリのリストを確認して利用制限したりすることが可能。従来の携帯電話(フィーチャーフォン)モード「キッズケータイモード」への切り替えにも対応し、子ども安心・安全利用に配慮されている。

 フェアリシアは今夏の7月下旬に発売予定。価格は2万4829円。

「Q-eyes(キューアイズ)」
「Q-eyes(キューアイズ)」

 東京おもちゃショー2014の出展品でもう1つ取り上げたいのはタカラトミーの「Q-eyes(キューアイズ)」。人が乗車できる実物の自動運転カーについては、IT企業の米グーグルが自動車の自動運転プロジェクトを推進し、自動運転カーの路上走行テストの様子をYouTube動画で公開して話題となった。市販のハイブリッドカーに自動運転機能を備えたモデルだが、5月末にはハンドルやアクセルペダル、ブレーキペダルを搭載していない、専用の自動運転カーの試作車を発表し、注目を集めている。

グーグルの自動運転の専用カー
グーグルの自動運転の専用カー

 タカラトミーのキューアイズは、こうした自動運転技術を活用。従来からある手のひらサイズのおもちゃ自動車「チョロQ」をベースに、電動モーターと障害物検知センサーを装備しており、自動で加減速し、ハンドルをきって走行する優れモノだ。キューアイズは今秋の9月27日に発売予定。価格は3780円。

 「おもちゃ」と一口で言うにはもったいない「すごいモノ」がほかにも勢ぞろいする「東京おもちゃショー2014」。遊び心をくすぐるのはもちろん、思わぬビジネスヒントが転がっているかもしれないので、ぜひとも足を運んでみたい。一般公開は入場無料で、開場時間は14日が9時~17時、15日が9時~16時。

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