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音楽配信やベビーシッターの派遣、米アマゾンが新戦略

2014年06月12日 17時00分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 米アマゾンが音楽ストリーミングサービスを計画し、レコード会社や音楽出版社と交渉していると、米メディアのウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ:THE WALL STREET JOURNAL)が3月に報じたが、その後の展開と見られる動きがTha New York Times(ニューヨーク・タイムズ)から報道された。

ネットを通じてユーザーへの提供がモノからサービスへと広がりつつあるAmazon.com
ネットを通じてユーザーへの提供がモノからサービスへと広がりつつあるAmazon.com

 同報道によると、米アマゾンが早ければ近日中に音楽ストリーミングサービスを開始するという。これは「Amazonプライム」有料会員向けに、無料で提供されるもよう。レコード会社や音楽出版社とのライセンス交渉を進めてきた結果、3大メジャーレーベルのうちソニーとワーナーミュージックとは交渉が成立したものの、ユニバーサルとの交渉は合意に至らなかった。また、配信する楽曲には新曲が含まれないようだ。

 一方でロイター(Reuters)は、米アマゾンの別の動きを報じている。同社が、ベビーシッターの派遣のほかローカルサービスの事業展開を画策しているという。ローカルサービスを提供している企業とすでに接触を試みていて、そのサービス分野は写真家や家庭教師、住宅の修繕など多岐にわたる。

 本をはじめあらゆるモノをネット販売してきたアマゾンが、次に狙っているのはサービスのネット販売であることがうかがえる。

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