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NTTデータとgacco、統計学会がビッグデータ人材育成

2014年06月10日 05時17分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 ビッグデータを収集・加工・分析し、知見を引き出す人材として、引く手あまたとなりつつあるデータサイエンティスト。NTTデータとNTTドコモ、NTTナレッジ・スクウェア、および日本統計学会は9日、データサイエンティスト育成プロジェクトを開始した。データサイエンティストの育成・輩出を目指す。

「gacco(ガッコ)」のオンライン講座
「gacco(ガッコ)」のオンライン講座

 同プログラムは大きく2つにわかれ、まず1つは、大規模公開オンライン講座「MOOC(ムーク/Massive Open Online Courses)」を無料提供するサイト「gacco(ガッコ)」を活用。NTTドコモとNTTナレッジ・スクウェアは、両社が運営するgaccoにおいて11月から統計学講座を開講する予定でいる。反転学習も12月に開講予定だ。

「gacco(ガッコ)」の反転学習
「gacco(ガッコ)」の反転学習

 同講座の内容は、統計学会が統計検定を通じて体系化している統計教育質保証に沿うものであり、統計学会が推薦する複数の大学教授陣が講師を務める。「データサイエンス」力の高い人材育成に取り組むことを発表している総務省統計局も日本統計学会に協力し、公的統計の利用方法に関する講座も提供する。

反転学習型の研修
反転学習型の研修

 もう1つは、NTTデータが、人材育成・研修事業を手掛けるグループ会社のNTTデータユニバーシティを通じ、gaccoのオンライン講座と連携した反転学習型の研修を12月から提供する予定。NTTデータが提供する先進的な技術や取り組みのノウハウを集約し、ビジネスとしての活用方法や統計ソフトウエアを使った分析実習を行う。オンライン講座で統計学の基礎を学習するが、同研修では、実践的な知識の習得を目指す。

NTTデータとNTTドコモ、NTTナレッジ・スクウェア、および日本統計学会が連携するイメージ
NTTデータとNTTドコモ、NTTナレッジ・スクウェア、および日本統計学会が連携するイメージ

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