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通販向け、佐川急便e-コレクトとクラウド会計freeeが連携

2014年06月09日 05時06分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 佐川急便が事業展開する代金引換サービス「e-コレクト」。商品の販売業者が商品購入者に佐川急便で商品を送る際、商品購入者が商品受取時に、商品購入代金を佐川急便の配達スタッフに支払うサービスだ。

 通販事業者を中心に利用者が多く、通販業者は、佐川急便の配達スタッフに代金回収を代行してもらう形で現金払い希望者を顧客として獲得できるメリットがある。一方、利用客にとっては通販でありながら現金を支払ったその場で商品を入手できる安心感がある。

 また、e-コレクトは現金だけではなく各種クレジットカードや電子マネー(QUICPay)、Jデビットでの決済にも対応する。佐川急便の配達スタッフは専用機器を携帯しており、手持ちに現金がない場合も玄関先にてクレジットカード等で支払いできる点から便性が高い。

 SGホールディングスグループで物流決済事業およびファイナンスサービスを提供する佐川フィナンシャルは9日、e-コレクトと全自動のクラウド会計ソフト「freee(フリー)」の連携を開始した。freeeは、簿記の知識がなくても経理作業を行えるようにする、個人事業主や中小企業向けのクラウド会計ソフト。銀行口座やクレジットカードの明細を自動で取り込み、自動で記帳できるため、日々の経理作業にかかる負担を軽減することが可能。決算書・申告書の作成も行える。

e-コレクトとfreeeの連携サービスのイメージ
e-コレクトとfreeeの連携サービスのイメージ

 両サービスの連携により、e-コレクトでの決済情報がfreeeへの同期に対応。e-コレクトの決済内容を会計ソフトへ入力する手間が省けるため、中小規模のネット通販業者でも手軽に業務の効率化できるほか、決済情報から経理までの一元管理が可能となる。

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