Haswell Refresh+GeForce GTX 780で超快適!

SATA 3.0対応SSDより高速!最新チップセットH97とM.2対応SSD搭載「NEXTGEAR-MICRO im560GA1-SP2」

文●石井英男

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最新のHaswell RefreshとGeForce GTX 780を搭載

 まずは「NEXTGEAR-MICRO im560GA1-SP2」のハードウェアスペックを見ていこう。CPUに第4世代Core iプロセッサーの中でも最上位となるCore i7-4790を搭載し、メモリーは標準で16GB。Core i7-4790は5月に登場したHaswell Refreshと呼ばれる最新のクアッドコアCPUであり、基本動作周波数は3.6GHzだが、自動オーバークロック機能のTurbo Boostテクノロジーにより最大4GHzまで向上する。

 メモリースロットを4基用意し、標準で8GB DIMMが2枚装着されているためメモリーを無駄にすることなく、最大32GBまで増設が可能だ。チップセットは最新のインテル H97 Expressであり、新たにPCI Express接続のM.2対応SSDを正式サポートしている。

 ゲーミングPCに重要となるグラフィックスボードは「GeForce GTX 780」搭載の製品を採用している。GeForce GTX 780は、NVIDIAのGPUの中でも上位となる製品だ。2304個のCUDAコアを搭載し、最新ゲームも快適にプレイできる描画性能を実現する。なお、グラフィックスボード側面の「GEFORCE GTX」ロゴは中にLEDが入っており、動作中緑色に点灯する。

GeForce GTX 780搭載グラフィックスボードを採用

PCI Express接続のM.2対応SSDと2TB HDDを搭載

 「NEXTGEAR-MICRO im560GA1-SP2」の最大のウリは、ブートドライブとして、PCI Express接続のM.2対応SSDを採用していることだ。M.2はノートPCなどで使われていたminiPCI Expressの後継となる新たなフォームファクターであり、インターフェースとしてはPCI ExpressやSATA、USBなどをサポートする。最近の高速SSDは、SATA 3.0の6Gbps(600MB/s)がボトルネックとなって性能が頭打ちになってしまっているが、M.2のPCI Express接続であれば、SATA 3.0を超える転送速度を実現できる。

 「NEXTGEAR-MICRO im560GA1-SP2」では、M.2対応SSDとしてPLEXTOR PX-G512M6e(512GB)が搭載されており、大容量データなどを保存するためのドライブとして2TB HDDも搭載されている。SATA 3.0の限界を超えるM.2対応SSDにより、ファイルサイズの大きなゲームの起動やステージデータの読み込みの高速化が期待できる。PCI Express接続のM.2対応SSDは秋葉原でも最近単体発売が開始されたばかりの最新パーツであり、自作派からも注目を集めているパーツである。こうした最新パーツをいち早く採用するところが、マウスコンピューターの真骨頂だ。また、光学ドライブとしては、DVDスーパーマルチドライブを搭載している。

PCI Express x16スロットの間にM.2スロットが用意されており、M.2対応SSDが装着されている

M.2対応SSDを外したところ。黄色い部分がM.2スロットである

PLEXTORのM.2対応SSD「PX-G512M6e」が搭載されている

PX-G512M6eの裏面。左がコントローラであり、右に東芝製フラッシュメモリが搭載されている

マウスコンピューター/G-Tune


(次ページ、「合計4つのケースファンを搭載し、高い冷却性能を実現」に続く)