6月2日13時より一般社団法人次世代放送推進フォーラム(NexTV-F)による4K試験放送「Channel 4K」がついにスタートした。これにより「4Kテレビで4K試験放送を見る」ことが現実となった。「4K」が未来の存在から、本放送まで秒読み段階に入ったことになる。今身近にある存在として認識を改めた人も多いのではないだろうか。
そんな中、シャープが2014年春モデルとして発表した新4K対応液晶テレビ「AQUOS UD20」(関連記事)は、4K放送/VOD対応という、まさに「4K放送時代」象徴することになった最新モデルだ。5月20日の製品発表会では52/60/70型の3モデルを披露。同時に史上初の4K放送対応4Kチューナー「AQUOS 4Kレコーダー TU-UD1000」も展示され、4K試験放送に適した製品といえばシャープであることも、改めて印象付けた。今回はその開発の背景を、シャープのUD20の開発陣に聞いて行きたいと思う。
試験放送開始の発表会では、各社の4Kテレビが展示された。シャープ以外の4Kテレビのデモ展示についても、すべてシャープ製の「AQUOS 4Kレコーダー TU-UD1000」をデモ展示に使っているほど先進的な試みだった。