カカクコムは、同社が運営するランキング&クチコミグルメサイト「食べログ」の飲食店向け集客支援サービスをリニューアル強化した。
「食べログ」では、飲食店の集客支援につながる有料サービスを2009年3月から開始し、13年3月末時点で約3万2000店が同サービスを利用している。今回のリニューアルで新たに24時間受付可能なオンライン予約機能を追加。店舗が忙しい時間帯や営業時間外にもユーザーからの予約を受け付けられるようする。1日に1回予約状況を見たり、メールを確認する程度で時間や手間を費やすことはない。
そのほかの機能として、ユーザーに向けて当日の空席情報を発信したり、最大2カ月先までの空席情報を「食べログ」上で公開することが可能。予約連絡専用の電話番号も「食べログ」から無料提供される。「インターネット予約受付・本日の空席情報表示」機能を含むサービスプランは月額2万5000円(税別)の「ベーシックプラン」と同3万5000円(税別)の「ベーシックプランプラス」。サービス利用料は月額固定の定額制となり、来店客数や予約数によって月々の支払い額が変わることはない。
飲食店に限ってはいないが、無料通話・メールアプリ「LINE(ライン)」を展開するLINEでもLINEアプリユーザーを実店舗への来店に結びつけようというサービス「LINE@」が5月16日にリニューアル。ユーザーと店舗をつなぐ機能等が強化されたことで、「LINE@」アカウントの利用店舗が6月2日時点で4万件を超えた。オンラインからリアルへと顧客を導こうという「O2O(オンライン・ツー・オフライン)」プロモーションが本格化しつつある。