このページの本文へ

「iBeacon」で不動産業界が変わる

2014年06月04日 07時00分更新

伊藤達哉(Tatsuya Ito)/アスキークラウド編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 不動産や住宅情報を提供するネクストが6月3日、iOS 7に標準搭載されている「iBeacon」を使った来店検知システムを発表した。昨年100万ダウンロードを達成したiPhoneアプリ「HOME’S」をインストールした利用者が対象で、不動産店舗についての口コミアンケートを店舗外で答えてもらえるようにするかシステムだ。
 従来のアンケートは、店舗内で紙に記入する形式で、店員が近くにいることも影響してか正確な回答が得られなかったという。しかし、iBeaconのアンケートであれば利用者は気兼ねなく回答できる。ネクスト側も実際に来店した利用者から直接回答を得られるため、なりすましといった不正も発生せず、口コミの結果をサービス向上につなげられる。

ホームズくん
iBeacon はHOME’Sのキャラクター「ホームズくん」のぬいぐるみの中に仕込まれている。

 ただし、導入している不動産店舗は現在、都内に3店舗のみ。すぐさま普及しビジネスにつながるものではないが、ネクストは昨期より成長戦略にイノベーションを生み出すことを掲げており、ラボラトリーを設置してもの作りにこだわって各種事業を進めている。今後は、iBeaconを使って物件ごとの情報を個別に案内したり、モデルルーム内の家具を案内したりと、iBeaconの普及と平行しながらサービスの拡大を狙っていくという。開発に携わったHOME’S事業本部 マーケティング部 デバイスソリューションユニットAndroid開発グループの寒川明好氏は「これまではお客さまに不動産情報を探してもらう受動態のビジネスでした。今後はHOME’Sが積極的にサービスを提供できる能動態のビジネスに変わります」とiBeaconが秘める可能性とともに数年先の展望を語った。


■関連サイト

カテゴリートップへ

ピックアップ