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ユーザーの位置情報を活用した書籍の店頭受取サービス

2014年06月02日 05時45分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 カカクコムが運営する購買支援サイト「価格.com」と、トーハンが運営するオンライン書店「e-hon」は2日、ネットで注文した本・雑誌の店頭で決済と受取が行える連携サービスを開始した。

「店頭受取サービス」に対応する表示イメージ
「店頭受取サービス」に対応する表示イメージ

 「店頭受取サービス」は、「ネットで注文、店頭決済・受取」というサービス。「価格.com」の本・雑誌カテゴリの各書籍のページにある「店頭受取可能な店舗一覧」より、希望の店舗を選択して「この店舗で受け取る」をクリック。リンク先の「e-hon」サイトにて注文手続きする。その後、指定した書店にて、書籍代を支払って商品を受け取る。「価格.com」の書店情報と「e-hon」の書籍購入システムを連携させた。

ユーザーの位置情報から近隣の「e-hon」加盟書店を地図で一覧表示するイメージ
ユーザーの位置情報から近隣の「e-hon」加盟書店を地図で一覧表示するイメージ

 同サービスでは支払いを店頭で行うため、現金、図書カード、クレジットカードなどさまざまな決済方法を選択可能。商品の受け取りまでの所要時間は注文後最短2日間となる。PC版はIPアドレス、スマホ版はGPS機能を活用し、ユーザーの位置情報から近隣の「e-hon」加盟書店を地図で一覧表示。最寄りの書店を受取先として指定できる。ほかに都道府県、駅名、沿線名での絞り込みにも対応する。配送料は無料。

 「クレジット決済+自宅等での受取」ではないスタイルでの書籍購入を希望するユーザーにこたえるのが今回の新サービス。「O2O(オンライン・ツー・オフライン )」のような試みで、オンラインとオフラインの互いのメリットを組み合わせたものと言える。

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