大型4Kディスプレーを6万円台で手に入れろ!「P2815Q」 第1回
ウェブ閲覧に便利な縦表示も
6万円台で買える!デルの大型4Kディスプレー「P2815Q」
2014年06月05日 11時00分更新
デルの4K(3840×2160ドット)ディスプレーは3つのモデルがあるが、なかでも28インチと大型で直販価格6万9979円(税込、送料込)とコストパフォーマンスに優れているのが「P2815Q」だ。「UP2414Q」および「UP3214Q」がIPS液晶であるのに対し、P2815QはTN液晶を採用したモデルだ。
フラットなデザインで全体的にシンプル
台座はシルバーで、ディスプレーのベゼルはブラック。ゴテゴテとした印象がないので、オフィスなどにおいても違和感がない。支柱は直線的でスッキリとしており、支柱の下部にはケーブルを通す穴が開いている。また、ワンタッチで台座を取り外せる。
高さ調節が可能で、最も高い状態で高さは550.3mm。最も低い状態で435.3mmとなり、スタンドとディスプレーの間に45mmほどのスペースができる。スイーベル範囲は左右45度(90度)となっており、デスクの上で使うには問題ない可動範囲だ。
ディスプレーを最上部まで上げて回転させれば、縦表示が可能になる。縦表示はウェブサイトなどの閲覧と相性が良く、本サイトも1ページまるまる表示できる。
P2815Qは先述のようにTN液晶を採用しており、解像度は3840×2160ドット。視野角は上下160度、左右170度とISP液晶タイプと比べると若干落ちる。しかし輝度は300cd/m2と高く、中間色応答速度が5msとなっており、よほど斜めの角度からのぞき込まない限り色の反転やにじみなどは感じられない。ノングレアタイプのため外光や電灯などが映り込みにくく、長くディスプレーを見る際も目の負担を軽減できる。
映像入力端子はDisplayPortとMini DisplayPort、HDMIがそれぞれ1基ずつで合計3系統の入力に対応。DVI-Dなどは非搭載なので、出力するPC側もDisplayPortやHDMIに対応している必要がある。DVI-Dしかない場合は、別途変換ケーブルなどを使って接続する。
OSDや画質などの調整は、本体の右下の4つのボタンから行なう。基本操作はフォーカスを上下に動かして決定ボタンを押すという形式で、一番下がメニューの呼び出しとなっている。ボタンが少なくシンプルなP2815Qだが、ブライトネスやコントラストといった基本設定から、プリセットの切替やUSBポートなど有効・無効といった細かな設定まで行なえる。「Energy Use」で電力消費量がわかるのもポイントだ。
入力形式を最新の規格に絞ったり、音声入力機能がないなど制限はあるものの、ビジネスメインで使うには十分なスペックといえる。
次回は表示色域など、P2815Qのディスプレーとしての品質をチェックしていく。
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