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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第357回

「α6000」や「DSC-RX10」などで撮る、広角猫撮影の魅力

2014年05月30日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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背景に建物や家具を入れて遠近感を強調する

たぶん、この家の人が世話をしているのだろう。2匹がじっと待っておりました(2013年6月 オリンパス XZ-2)

たぶん、この家の人が世話をしているのだろう。2匹がじっと待っておりました(2013年6月 オリンパス XZ-2)

 建物が一緒にはいると遠近感がより強く出ていい。

 扉の前でじっと待ってる猫を這いつくばって撮ってみた。正面より、下や上から撮る方が遠近が強く出るから。

後ろの侘びた一軒家がいい背景になってくれた(2013年2月 ニコン D5100)

後ろの侘びた一軒家がいい背景になってくれた(2013年2月 ニコン D5100)

 塀の上にいる猫を下から広角で見上げてみた。後ろの家(どうも廃屋っぽくて人が住んでる気配なし)の様子も一緒に。

 最後は木の椅子でお昼寝猫。

ベンチでのんびりしてたので、近寄りすぎないようそっと広角で狙ってみた。ふさふさしてたので撫でたかったけど、撫でていいよオーラが出てなかったので我慢(2014年5月 オリンパス OM-D E-M1)

ベンチでのんびりしてたので、近寄りすぎないようそっと広角で狙ってみた。ふさふさしてたので撫でたかったけど、撫でていいよオーラが出てなかったので我慢(2014年5月 オリンパス OM-D E-M1)

 椅子の様子がわかるよう、隣の椅子の肘掛け下から広角で狙ってみた。わざと広角にして前景を入れたのがポイント。

 猫ってなかなか近寄らせてくれないから、ついつい望遠気味に撮っちゃいがちだけど、時には背景や前景を考えつつ広角で撮ってみるのもまたオツなものなのである。

 広角で撮る時は遠近感を上手に出すのがポイントなり。

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筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/


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