3回目の「Discover」セミナーは
「ワークライフバランスとチームワーク」がテーマ
「Discover」セミナーとは、日本マイクロソフトが、2013年1月に宮城県仙台で開催したイベントを皮切りに、全国で展開している中小企業、自治体、教育・医療機関などを対象にしたセミナーだ。
2013年1月〜6月にかけては、大阪商会やリコージャパンと協力して、鳥取県を除く46都道府県でセミナーを開催。Office 365によるクラウドサービスの紹介や、Surfaceなどの最新デバイスを展示し、約4万社以上の参加を得た。また、2013年秋〜冬にかけては、オービックビジネスコンサルタント(OBC)や、ピー・シー・エー(PCA)と連携してセミナーを全国約15カ所で展開。約8000社を動員した。これまでに累計459回のDiscoverセミナーを開催しており、全国の中小企業経営者に、クラウドを活用したワークスタイル改革を提案し続けている。
そして、2014年3月からは、3回目となるDiscoverセミナーがスタートしている。
「ワークライフバランスとチームワーク」をテーマに、日本マイクロソフト主催のセミナーを3回、地元のシステムインテグレーターなど、14社のパートナーとの共催によるセミナーを16回、商工会議所などとの連携によるセミナーを25回開催する予定で、6月までに2400人の来場を見込む。
そのテーマからもわかるように、テレワークを活用し、ワークライフバランスの実現や、社員同士のより緊密なコミュニケーションを通じたチームワーク向上を実現する手法を、Office 365やSurfaceを利用しながら紹介するという内容であり、日本マイクロソフト自らが実践しているテレワークのメリットとデメリットを紹介しながら、中小企業の成長に寄与するIT活用を提案している。
「勝機をつかむ、次世代の働き方とは何か。また、自社のワークスタイル変革を考えている中堅中小企業ユーザー、クラウドを活用して行政や医療、教育にイノベーションを起こしたいと考えている方々のためのセミナーになる」と位置づけている。
チームワークに関して、
独自の視点を持つゲスト講演者を招聘
特に、パートナー14社と共催しているDiscoverセミナーでは、チームワークに関して、独自の視点を持つゲスト講演者を招いているのも特徴だ。
パートナー共催セミナーの第1回目となった、5月15日のDiscoverセミナーでは、元東レ経営研究所社長である佐々木常夫氏が基調講演を行なったほか、元阪神タイガースの片岡篤史氏、元読売ジャイアンツの仁志敏久氏、東北楽天ゴールデンイーグルスの初代ゼネラルマネージャーであるマーティ・キーナート氏、元中日ドラゴンズの与田剛氏、大阪近鉄バファローズの最後の監督となった梨田昌孝氏、元ラグビー日本代表の上田昭夫氏といったように、チームワークが鍵となるスポーツ分野での有識者が基調講演を行なう。これも「ワークライフバランスとチームワーク」のテーマに沿ったものだといえる。
各地でのDiscoverセミナーの開催予定は、同社サイトに掲載されている。
「Discoverセミナーは、新たなワークスタイルを提案するというだけでなく、日本マイクロソフトが直接お客様と対話をする場としても重要である。今後も継続的にDiscoverセミナーを開催していきたい」と中西統括本部長は語る。
Office 365によって、IT管理者を持たない中小企業においても、IT導入の敷居は大きく下がっている。またクラウドによって、導入コストにも大きな変革が生まれている。それが徐々に世の中に浸透している。そうしてみると、中小企業のワークスタイル変革を提案するというDiscoverセミナーの狙いは、年を追うごとに的を射たものになっているといえそうだ。
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