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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 ― 第164回

「iTunes Match」で手持ちの音楽ライブラリを300%活用するワザ

2014年05月29日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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 Appleは5月2日にいきなり「iTunes Match」の日本語版をスタートした。サービス内容がわかっている人はすぐに飛びついたが、そのほかの人はまだ様子見していることだろう。音楽の楽しみ方によっては、今すぐにでも契約すべき神サービスなので、ぜひチェックして欲しい。今回は、iTunes Matchで手持ちの音楽ライブラリを300%活用するワザを紹介しよう。

「iTunes Match」で手持ちの音楽ライブラリが3倍楽しめるようになる

100%安心なバックアップ代わりに利用できる

 iTunes Matchは、ユーザーが持っている楽曲を「iCloud」で管理するサービス。これだけ見ると、特に目新しくもないし、メリットもわかりにくいが、実は類を見ない神サービスなのだ。

 iCloudに楽曲データをすべて保存するので、信頼できるバックアップとして活用できる。HDDはいつかは壊れるデバイスなので、大事な楽曲は別ストレージにバックアップしていることだろう。この手間やコストがなくなるのはとても助かる。

 それ以外にも、「楽曲の音質を向上する」「ストリーミングとダウンロードの両方に対応する」など神機能を搭載。iTunes Matchの年間利用料は3980円と、アメリカよりも1000円以上高いのが気になるところだが、それでも格安としか言いようのないサービスだ。早速、登録してみよう。

 なおiTunes Matchは、iTunes 10.5.1以降を搭載したMacまたはWindows PC、iOS 5.0.1以降を搭載したiPhone 3GS以降、iPod touch(第3世代以降)、iPad、iPad miniで利用できる。

iTunesを起動し「Match」タブを開いたら、「年間登録料 \3980」をクリックして決済する

MP3 128kbps楽曲の音質も100%アップ!

 iTunes Matchの大きな特徴のひとつが、マッチング機能。ユーザーのライブラリを解析して、iTunes Storeに登録されている3700万曲以上のライブラリと突き合わせ、同じ曲を見つけるのだ。その楽曲のデータはアップロードせずに、iTunes Storeのデータを再生できるようになる。楽曲のアップロード時間を大幅に削減できるうえ、音質が向上するのが大きなメリットだ。

 iTunes Storeの楽曲はAAC形式で、ビットレートは256kbps。現在では一般的な設定だが、以前はMP3形式の128kbpsでリッピングしている人も多いはず。そんなデータを多数所有している人は、音質に不満を持っていることだろう。iTunes Matchでマッチングできたデータは自動的にAAC 256kbpsになるので、再度リッピングする手間なしに音質を向上できる。音楽CDをたくさん所有しているユーザーなら、この点だけで3980円を支払う価値はある。もちろん、将来iTunes Matchを解約しても、ダウンロードした高音質な楽曲データはなくなることはない。

 ライブラリの解析とマッチングには時間がかかる。サービス開始時は何日もかかるユーザーが出たほどだ。今ではそこまでかからなくなっているが、それでも1000曲で1時間前後かかる。たくさんの楽曲をマッチングさせるなら、寝る前にでもスタートすればいい。初期設定以後に取り込んだCDは、iTunesを起動すると自動で同期するので手はかからない。

 今回のテスト環境では、1561曲中有918曲がマッチングした。報告例を見ていると、一般的な音楽CDからリッピングしているなら、もっと確率はあがるようだ。もちろん、オリジナル音源はマッチしないので、すべて自分でアップロードすることになる。

ライブラリをチェックするユーザーの楽曲と、iTunesの楽曲をマッチングさせる
アートワークやマッチングできなかった曲をアップロードする。この間もほかの作業は行なえる「iTunes Match」の準備が完了した。「終了」をクリックしよう
iTunesのライブラリにあるMP3 128kbpsの楽曲(左)も、iCloudからダウンロードすればAAC 256kbps(右)になっている。AACファイルにはApple IDも記録されているので、流出させるとバレてしまう
iTunesライブラリの楽曲ファイルを削除してみる。「この曲はiCloudからも削除されます」にチェックしてしまうと、完全に消去されるので注意すること
クラウドマークが表示されて、再生・ダウンロードできるようになる

次ページでは、事前にダウンロードしておけば空の上でも利用できる!

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