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富士見iPhoneクラブ 第212回

目的地までの距離と方角を示し続けるiPhoneアプリ「Waaaaay!」

2014年06月03日 17時00分更新

文● 富士見iPhoneクラブ製作委員会(構成:じまP)

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富士見iPhoneクラブのメンバーが、iPhoneのちょっとした使いこなしテクを毎回紹介していく。iPhone上級者なら「なにを今さら…」と思うかもしれないが、案外知らなかったり、使っていなかったりするネタもあるかもしれないぞ。

 iOS標準のアプリ「マップ」、定番の「Google Maps」などを始め、iPhoneアプリの中には数々の地図アプリが存在する。見やすさにこだわったものや、目的に特化したものなど、バリエーション豊かで種類も多い。

 今回紹介したい道案内アプリは、「Waaaaay!」。なんとも軽い雰囲気の名前だが、中身はシンプルかつ、かなり変わっている。何と、この手のアプリではお約束ともいうべき“地図”を画面上に表示しない。その代わり、目的地までの方角と距離をひたすら示し続けるのだ。

99%迷わない! Waaaaay!(うぇーい!)方向音痴のための距離と方向だけのナビ&待ち合わせ App
価格無料 作者Ryota Ayaki
バージョン1.3.2 ファイル容量5.9 MB
カテゴリーナビゲーション 評価(4.5)
対応デバイス全機種 対応OSiOS 6.0以降

 アプリを起動すると、その名の通り目的地までの方角と距離を指し示す「目的地に行くモード」と、このアプリを使って複数人で集合するための「みんなで会うモード」が表示される。今回は前者の目的地に行くモードを紹介するので、画面の上半分をタップしよう。

 すると、地図が表示される。このモードで目的地を設定する方法は2つあり、地図をスワイプで動かして画面中央のドングルを目的地に合わせるか、画面上部にある検索欄に目的地を入力するかだ。

「目的地に行くモード」と「みんなで会うモード」がある。今回は目的地に行くモードの解説だ

ドングルは画面中央から動かないので、地図自体をスワイプで動かしていく

 特に、目的地を設定する場合は、「近くの駅」や「近くのコンビニ」で検索できるのが面白い。不慣れな土地で、とにかく最寄りのコンビニに行きたい……というときなどは活躍するはずだ。

住所はもちろん、駅名や地名などでも検索できる。「近くのコンビニ」などで可能なのはなかなか便利だ

 行きたい場所を設定し、「ここに行く」をタップすると、目的地に向かう画面になる……のだが、画面に大きく表示されるのは目的地までの方角を示すコンパスと、目的地までの距離だけ。地図は一切出さないという、すばらしい潔さだ。もちろん、近づいていけばあと「○○m」の表示は減る。ただ、画面上に表示されている、住所や目的地をタップすると、目的地周辺の地図は見られるので、目安になるだろう。

地図を出さない、というのが斬新。とにかく目的地への方角と距離をひたすら示し続けるので、「近づいている」ということはよくわかる。「あと○○m」の上にある住所や目的地をタップすれば、目的地周辺の地図は表示される

 ちなみに、みんなで会うモードは、このアプリを使用している人たちで集合するためのモード。このモードを選ぶと共有情報のURLが作成され、それをLINEやSMSなどで送信。そのURLにアクセスしてWaaaaayを開き、矢印の通りに歩けば集合できる……というものだ。

共有情報のURLを作成し、それをアプリ内で共有することで、相手の距離と方角がわかる。集合するときに使える?


このアプリをオススメする覆面:カリーさん

 地図系のアプリはかなりの量があるんですが、中には「そもそも地図を見るだけでどこにいるかわからなくなる」という人もいるんじゃないかと思います。このアプリは、何をしようがひたすら目的地まで何mかを示し続けてくれているので、ある意味究極に迷わないアプリと言えるかもしれません。

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