米フェイスブックは現地時間22日、新規ユーザー向けの初期設定を変更。投稿の共有範囲が従来は「公開」だったが、変更後は「友達」にするという。
「公開」設定の場合は投稿が全ユーザーに共有されるが、今後新たにFacebook登録する新規ユーザーは、初期設定のままでは「友達」のみへの共有に限定される。友達ではないユーザーには見られたくない投稿を、初期設定のままであったばかりに、全ユーザーに共有されてしまう状況だった――そんなうっかりミスを防止する。
また、既存ユーザーを含めた全ユーザーを対象に、プライバシー設定をチェックする「Privacy Checkup」を今後数週間にわたって提供していくという。これにより、各投稿の共有範囲などがステップを踏む流れで簡単に設定できる。
同社はユーザーのプライバシー情報の扱いについて細心の注意を払うようにしている。4月末には米サンフランシスコで開催された開発者向けカンファレンス「f8」で「Anonymous(匿名) Login」という新機能を発表したが、これは、WebサイトへのアクセスやアプリのインストールなどでFacebookアカウントを使って「Facebookログイン」する際、個人情報を提供せずに「お試しでログイン」できるようにするものだ。「個人情報を教えるのはイヤだから興味があってもログインはやめておこう」というユーザー心理に配慮した機能となる。