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Facebookの新機能、視聴中の番組・音楽を簡単に共有

2014年05月22日 06時03分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 米フェイスブックは現地時間21日、音声認識技術を活用して音楽やテレビ、映画を手軽に共有できるようにするモバイルアプリの新機能「Identify TV And Music Instantly」を追加すると発表した。

Facebookの新機能のイメージ
Facebookの新機能のイメージ

 同機能は、「いまこんな音楽を聴いているよ(テレビ・映画を観ているよ)」という近況報告の際にテキストを入力することなく、アプリに音声を聴かせることで手早く簡単に共有できるようにするもの。音楽を聴いたり、テレビや映画を観たりしている際、アプリのオーディオアイコンをオンにすると、スマホのマイクを使って音楽や、テレビ・映画の音声を認識。その楽曲名やテレビ番組名、映画のタイトルが自動で表示され、そこから手軽に投稿できる。

 共有した友達は、音楽の場合はその楽曲を30秒間プレビューでき、テレビ番組や映画ではニュースフィードに関連情報が表示される。新機能は今後数週間のうちに米国でAndroidとiOSで利用できるようになる。

 テレビ番組を視聴しながらスマホを操作する「ダブルスクリーン」といえばTwitterの利用が挙げられる。昨夏、日本テレビの「金曜ロードSHOW!」でアニメ映画「天空の城ラピュタ」が放送された際、秒間ツイート数が14万3199ツイート/秒を記録したように、テレビ視聴とツイートは強く結びついている。

 ツイートで盛り上がるとテレビ視聴率も上がり、逆に、テレビ視聴率が上がるとツイートも盛り上がるという観点から、昨秋、米ツイッターは米調査会社ニールセンと手を組み、テレビ番組に関するツイートを測定する新サービス「Nielsen Twitter TV Ratings」を提供し始めた。こうしたツイッターに対抗するかのような今回のFacebookの新機能。テレビや音楽などとの結びつきを強くすることで、広告収入のアップを図るフェイスブックの狙いがうかがえる。

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