このページの本文へ

「外付けディスプレーでもRetina」時代の到来

Retina表示が快適すぎる!! Macで使うデルの4K液晶「UP2414Q」

2014年05月23日 11時50分更新

文● 広田稔(@kawauso3

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 今、Macユーザーにぜひオススメしたい液晶ディスプレーが、デルの「UP2414Q」だ。その魅力は、23.8インチ/3840×2160ドットという4K解像度を生かして、外付けディスプレーでもRetina化して使えるところにある。筆者も日々実感しているそのよさをレポートしていこう。

筆者の環境では、15インチMacBook Pro Retinaディスプレイモデル(Late 2013)にUP2414Qを接続。さらにサブディスプレーとしてナナオの「FlexScan SX2461」(1920×1200ドット)を設置し、横幅5280ドットのトリプルディスプレーとして使っているが、マウスカーソルがもたつくこともなく快適だ

「フルHDでRetina化」を求めて

 ここ1年ほどで、フルHDの次世代にあたる4K解像度のテレビや液晶ディスプレーがにわかに増えてきた。モバイルの分野でも、4Kで撮影できるカメラ機能をアピールするスマートフォンが目立つ。より精緻なビデオを楽しめたり、広い解像度にウィンドウをいくつも開いて作業できたりというのが4Kのメリットだが、一方で今、盛り上がってる最中のジャンルということもあって、ディスプレー側は数十万円と高額なものも多かった。

 そんな中、昨年12月に価格破壊の先陣を切ったのが、デルUP2414Qだった。フルHD(1920×1080ドット)の4倍にあたる3840×2160ドットという高い解像度を持ちながら、なんと10万円を切る9万9800円という挑戦的な価格設定だったため、ネットなどで大いに話題を呼んだ(関連記事)。パネルは視野角の広いIPSで、色域もAdobeRGBで99%、sRGBで100%と広く、性能的に見ても上々だ。

初出時、「フルHD(1920×1080ドット)の2倍にあたる3840×2160ドットという高い解像度」という表記をしていましたが、正しくは「4倍」となります。お詫びし、訂正させていただきます。(2014年5月27日)

iPhone 4

 そうしたUP2414Qを筆者がなぜ買ったのかといえば、MacのデスクトップをフルHDでRetina化したかったからになる。

 Retinaディスプレイを初めて見たのは、アップルが2010年に発売した「iPhone 4」だった。従来の「iPhone 3GS」と同じ3.5インチ液晶で、密度を4倍にアップさせたという実物を見たときに、あまりに文字や画像がくっきりしていて「これはモックアップか!」と驚いた記憶がある。

15インチMacBook Pro Retinaディスプレイモデル

 2012年には、Macで初めて15インチMacBook ProにRetinaディスプレイモデルを用意した。こちらも2880×1800ドットの液晶パネルに1440×900ドットのデスクトップを描画する「4倍密度」な方式だ。Macの画面でも、iPhoneと同じく文字を非常にシャープに表示してくれる。

 筆者はライターという仕事上、1日の大半をネットでの調べ物や原稿執筆に費やしているめ、画面上の文字が気分よく見られるかどうかというのは、長時間座っていても疲れにくいイスと同じぐらいに重視している。実際、MacBook ProのRetinaディスプレイを使ってみて、これは自分の願いをドンピシャでかなえてくれる素晴らしいソリューションだと実感できた。

 しかし、残念なことに、資料や写真とテキストエディタを同時に広げて見たい筆者の用途では、1440×900ドットという解像度は低すぎる。一応、「システム環境設定」の「ディスプレイ」にて、1920×1200ドットまで拡大はできるものの、変更するとなんとなく文字のシャープさが落ちる印象だ。しかもMacBook ProのRetinaディスプレイは光沢タイプしか選べないので、天井の蛍光灯などが照り返しやすいのも不満だった。

 そこでRetina表示でもデスクトップが広く使えて、非光沢タイプという外付けディスプレーを探していて、行き着いたのが価格的にも少しがんばれば手が届くUP2414Qだったというわけだ。


10.9.3の神アップデートで実戦投入が可能に

 Retina化して使う際の設定も非常にカンタンだ。というより、アップルが対応機種として公表しているMac Pro(Late 2013)かMacBook Pro(Retina, Late 2013)を OS X 10.9.3にアップデートすれば、UP2414Qをつないだときに自動でRetina表示になる。

「システム環境」の「ディスプレイ」にて解像度をチェック。「変更」に切り替えると、Retinaの証である5段階で疑似解像度を選べることが分かる(4K以外のディスプレーでは文字のみの一覧になる)

 5段階の疑似解像度は、1504×846ドット、1920×1080ドット、2304×1296ドット、2560×1440ドット、3008×1692ドット。このうち1920×1080ドットがちょうど「4倍表示」だ。

推奨サイズの1920×1080ドット(左)と、最大である3008×1692ドット(右)の比較。クリックでオリジナルサイズが開くので、モバイル環境の人は要注意。

 実はOS X 10.9「Mavericks」は、5月16日にリリースしたこのバージョン10.9.3にて、正式に4KディスプレーのRetina表示をサポートした。筆者が入手したのは4月で、当時のバージョン10.9.2ではディスプレー用のオンラインウェアを組み込むなどいろいろ試してみたもののRetina化が不可能だったのだ。

 Retina化できない場合、UP2414Qの23.8インチで3840×2160ドットという解像度はあまりに精細すぎて、文字が読みづらい。そのため、せっかく買ったのにサブディスプレーに回すというなんとももったいない状態だったが、このたびの「神アップデート」で晴れてメインディスプレーに迎えられたというわけだ(関連記事)。

P2414Q。入力インターフェースは、HDMI、Mini Display Port、Display Portの3種類

デル株式会社

■関連サイト

カテゴリートップへ

ASCII.jpおすすめパック
製品ラインナップ
インテルバナー