土下座は、Oculus Riftに最適な用途だった?
製品ページによれば、桜花さんは、VRコンテンツで起こりがちな「VR酔い」を回避しつつ、ケーブルがあるので動き回れないというOculus Riftの性質も考慮したシチュエーションを探していて、頭を動かさない土下座に行き着いたという。単なるドM用ソリューションと思いきや、実は深い背景が隠されているのだ。
G-Tune:Garageの店長さんによれば、Oculu Riftの展示は人気で、平日でも1日20~30人は体験していくとのこと。このドゲラスの展示も、始めて即日、どこかから情報を聞きつけて体験しにきた方もいたという。
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ドゲラス以外にも、スキージャンプを体験できる「VR SKI JUMP」、ジェットコースターシミュレーターの「UnityCoasterG」、フライトシューティングゲームの「RaidersSphere4th」といった3つのソフトが体験可能だ |
VRコンテンツは、全天周すべてのデータを描画する必要がある上、フレームレートが60fps以上ないとリアルさが損なわれて酔いやすくなるという特性がある。最近ではCPU内蔵のグラフィックを使うパソコンが主流だが、その点、ゲーミングパソコンならきちんと高性能な独立GPUを備えているので、高いクオリティーで楽しめるというわけだ。G-Tune:Garageのデモ機も、元々FPSゲームの「バトルフィールド4」を展示していたこともあって、ハイエンドのグラフィックカード「GeForce GTX780」を備えていた。ちなみに店長さんによれば、GeForce GTX 660以上なら、現状のOculus Rift用コンテンツはほぼ楽しめるだろうということ。
VRコンテンツはまさに「百聞は一見に如かず」で、文章や写真、動画でいくら説明してもその感動を伝えきれないのだが、Oculus Riftはまだ開発版しかリリースされておらず、国内で試用できる場所が非常に限られている。常設しているG-Tune:Garageにて、ぜひ「2次元と3次元の壁をつき破る」衝撃体験をしてみてほしい。
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余談だが、展示のOculus Riftはケーブルが断線してしまったため、マウスコンピューターの自社工場で修理したとのこと。本職スゲェ! |
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