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ニールセンがスマホ分析レポート提供開始、充電状況など

2014年05月19日 05時21分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 調査会社ニールセンは19日、スマホ利用状況分析レポート「Nielsen Smartphone Analytics(ニールセン スマートフォン・アナリティクス)」の提供開始を発表した。

 同社では昨年からスマホ視聴率「Nielsen Mobile NetView(ニールセン モバイル・ネットビュー)」を提供している。これは、調査協力モニターのスマホにメーターを搭載し、アプリの利用やWebサイトへのアクセス状況を調査・分析し、レポートするものだ。

 スマートフォン・アナリティクスも同様にメーターからのデータをもとにスマホ本体の利用状況を調査。バッテリーの利用状況や、接続回線種別利用状況(Wi-Fiもしくはキャリア回線)、CPUやメモリーの利用状況などを、携帯電話会社別/端末機種別、もしくはアプリ別にレポートする。

日当たりの平均充電回数(Androidのみの調査)
日当たりの平均充電回数(Androidのみの調査)

 今年の2月のデータによると、「Arrows X」の利用者の69%が1日あたり「5回以上」充電をしていることがわかった。「Xperia A」では「1回から2回」の充電が最多の48%、「Galaxy S III」では「1回から2回」と「3回から4回」、「5回以上」がいずれも30%前後とバラバラになった。なお、この充電回数は電源に繋がれた状態の回数を意味し、バッテリー残量ゼロからのフル充電の回数ではない。

主要アプリ利用状況(Androidのみの調査)
主要アプリ利用状況(Androidのみの調査)

 同データでアプリのアプリの利用状況を見てみると、Web動画の視聴はWi-Fi、ソーシャルメディアの利用はキャリア回線が多い傾向がわかった。Web動画視聴では視聴品質やファイル容量を重視し、移動中というよりも落ち着いた環境で楽しむ。ソーシャルメディアはたとえ移動中であっても、回線状況を気にせず思いついたときに利用するようだ。

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