米グーグルは、Google Play(グーグルプレイ)で有料のアプリやゲームを購入する際の支払い方法で、新たにPayPal(ペイパル)を追加したと、開発者ブログで公表した。
グーグルプレイ全体の3分の2は米国外での購入が占めており、ペイパルを追加することで、世界中のユーザーにとってより便利で簡単にグーグルプレイを利用できるようにすることが狙いとなる。ペイパルをサポートするのは、アメリカ、ドイツ、カナダを含む12カ国。ペイパルユーザーを新たな顧客として囲い込む。なお、日本はPayPal払い対応国に含まれていない。
ペイパルは、ユーザーの代わりにモノやサービスなどを購入し、ユーザーのクレジットカードから代金を回収する仕組み。事前にアカウントを取得する際にクレジットカード情報をPayPalに登録しておくことで、その後は、クレジットカード情報を入力することなく、ペイパルのアカウントを入力することで購入できる。
ペイパルがユーザーの代行者になる形で、仮にユーザーのパソコンが乗っ取られても、クレジットカード情報を盗みとられるようなことはない。また、ユーザーのクレジットカード情報をショップに伝えることもないため、セキュアな決済方法だと言える。