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スキャンニングアプリを内蔵するモバイルスキャナーもラインナップ

排紙スペースなしで毎分25枚スキャン「DR-C225W」など5機種-キヤノンMJ

2014年05月28日 13時00分更新

文● 八尋/ASCII.jp編集部

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無線LANを搭載し、省スペースのドキュメントスキャナーなど5機種を発表。写真は「imageFORMULA DR-C225W」の使用イメージ

 キヤノンマーケティングジャパンは5月28日、無線LANでスマホやタブレットにスキャンデータを送れるドキュメントスキャナー「imageFORMULA DR-C225W」など5機種を発表した。6月上旬より順次発売予定。

本体上部から用紙を入れ、スキャン後本体前面に排紙する「ラウンドスキャン」機構を採用するドキュメントスキャナー「imageFORMULA DR-C225W」

 imageFORMULA DR-C225Wは、原稿の排紙スペースを確保することなくスキャンできる「ラウンド・スキャン」機構を採用し、省スペースを実現。2枚の原稿を重ねてスキャンしてしまった際に2枚目を傷めずに分離し、重なった原稿を1枚ずつ搬送できる「リタード方式」をローラー部分に採用している。これにより、原稿の重送による読み取りエラーを抑止するという。

 カラー/グレー/モノクロいずれのモードでも、両面で毎分25枚(50ページ)のスキャンができる。本体背面のボタンでUSB 2.0とWi-Fiを切り替え可能だ。原稿のサイズは、幅50.8~216mm、長さ70~356mmまで対応する。トレイ積載量は最大30枚。

 サイズは約幅300×奥行235×高さ217mmで、重さは約2.8kg。想定市場価格は4万6224円。

USBバスパワーで動作するモバイルスキャナー「DR-P208Ⅱ」、「DR-P215Ⅱ」も発表。写真はDR-P208Ⅱの使用イメージ

本体にスキャンニングソフトを内蔵、USBバスパワーで動作するモバイルスキャナー
「imageFORMULA DR-P208Ⅱ」、「imageFORMULA DR-P215Ⅱ」

 また、モバイルスキャナー「imageFORMULA DR-P208Ⅱ」、「imageFORMULA DR-P215Ⅱ」も発表した。

最大10枚まで自動で原稿をスキャンする「ADF」機能を搭載するモバイルスキャナー「imageFORMULA DR-P208Ⅱ」

 imageFORMULA DR-P208Ⅱは、原稿を1回スキャンすれば両面の読み込みが可能で、最大10枚まで自動で原稿をスキャンする「ADF」機能を搭載する小型スキャナー。カラー原稿は、毎分8枚(16ページ)取り込める。「自動原稿サイズ検知」/「斜行補正」/「白紙スキップ」機能などの画像処理を組み合わせれば、効率的にスキャンできるという。普通紙だけでなく、薄紙/名刺/ハガキ/カードなどもスキャンできる。原稿サイズは幅50.8×216mm、長さ70~356mmまでに対応する。

 インターフェースはUSB 2.0端子で、USBバスパワーで動作する。サイズは約幅312.5×奥行56.5×高さ40mmで、重さは約600g。価格は2万3544円。

USBバスパワーで駆動し、カラーは毎分10枚、モノクロは毎分16枚の速度でスキャンするモバイルスキャナー「DR-P215&#8545」

 imageFORMULA DR-P215Ⅱは、USBバスパワーによる電源駆動が可能なUSB 3.0対応スキャナー。カラーは毎分10枚、モノクロは毎分12枚の速度でスキャンできる(USB 2.0接続で、A4、縦向き、200dpi時)。供給電力の高いUSB 3.0使用時は、モノクロで毎分15枚(20ページ)、カラーで毎分10枚(20ページ)とスピードアップ。これは、USB 2.0ケーブル2本もしくはUSB 2.0ケーブル1本とACアダプター使用時も同様だ。原稿サイズは幅50.8~216mm、長さ70~356mmまで対応している。最大トレイ積載量は20枚まで可能だ。サイズは約幅285×奥行257×高さ40mmで、重さは約1.0kg。価格は2万3544円。

 また、これら2機種のモバイルスキャナーは、本体にスキャンニングソフト「CaptureOnTouch Lite」を内蔵。ドライバーやソフトウェアをPCにインストールしなくても、PCに接続するだけでスキャンが可能だ。

毎分60枚(120ページ)スキャン可能
「imageFORMULA DR-M160Ⅱ」「imageFORMULA DR-M1060」

 毎分60枚(120ページ)スキャン可能な「imageFORMULA DR-M160Ⅱ」と、「imageFORMULA DR-M1060」も発表した。

 imageFORMULA DR-M160Ⅱは、給紙時に原稿が搬送されなかった場合に機能する「給紙リトライ機能」を搭載。原稿の重送を検知した場合に原稿を給紙口まで戻し再度給紙を実行する「分離リトライ機能」も使用可能だ。本体内部にある搬送路にステンレスを採用し、業務での大量スキャンにも耐えられるという。頻繁に利用するモードや操作を最大9件まで登録でき、本体の操作パネルにあるボタンで実行可能だ。

 原稿サイズは幅54~216mm、長さ50.8~356mmまでに対応している。普通紙だけでなく、薄紙や名刺、カードのスキャンもできる。インターフェースはUSB 2.0。サイズは約幅280×奥行250×高さ230mmで、重さは約3.2kg。価格は16万2000円。

 imageFORMULA DR-M1060は、スキャン原稿を上部トレイに排紙する「Uターンパス構造」を採用している。本体の前面に給紙するので椅子に座ったまま操作可能だという。また、給紙から排紙までの経路をまっすぐに配置する「ストレートパス」も使用でき、厚紙やカードのスキャンにも対応している。本体内部に給紙時の搬送状態を検知するセンサーを搭載。異常を検知すると給紙をストップして現行の破損を抑止できる。

 幅が50.8~300mmまで、長さが70から432mmまでの原稿に対応している。インターフェースはUSB 2.0。サイズは約幅424×奥行246×高さ120mmで、重さは約6.1kg。価格は32万1840円。

 全機種とも、スキャンニングソフトウェア「CapturePerfect3.1」を同梱する。CapturePerfect3.1は、スキャンする前にモード(おまかせ、写真モードなど)や出力先が選択できる。スキャン後に明るさやカラーなどの色調整も可能だ。また、スキャン時に原稿が斜行してしまった場合でも後から傾き調整やトリミングが可能。スライドバー/プレビュー画面のどちらからでも調整できる。クラウド上でデータが管理可能で、EVERNOTE/ShrePoint/Google Drive/SugarSync/OneDrive/Dropboxが利用できる。出力形式は、PDFやJPEG、PNGなどに対応している。

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