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回線切替装置の新モデルも販売開始

日立、UNIXサーバーのPOWER8搭載モデルを追加

2014年05月15日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 5月14日、日立製作所は金融機関をはじめとした企業の基幹業務や電力・交通といった社会インフラ向けシステムに多くの実績を有するUNIXサーバーである「EP8000 シリーズ」のエントリーサーバーに新モデルを追加。5月16日から販売を開始する。

ハイエンドサーバー「EP8000シリーズ」の新モデル

新モデル「EP8000 S824」および「EP8000 S814」は、最大24Way、コア当たり8スレッドの同時実行が可能な最新のPOWER8プロセッサーを搭載。従来モデル比で最大約1.9倍のトランザクション処理性能を実現する。

 また、内蔵HDDまたはSSDを搭載可能な2.5型ディスクスロットを18スロットまで拡張したほか、EP8000 S824では1.8型SSD専用搭載スロットを新たに8スロット設け、内蔵ストレージ容量を従来モデル比で最大3.4倍に拡大した。内蔵HDDとSSDの混在環境でデータのアクセス頻度に応じて格納先を自動的に最適化できる自動階層化機能を採用し、データ処理の高速化を実現する。

 さらに、従来の2倍となる16Gbps転送速度に対応したファイバーチャネルアダプタを新たにサポート。日立のストレージ装置と接続する大規模システムにおいてもデータ処理の高速化を図る。

 同時に、専用線や公衆回線などに接続するシステム向けの回線切替装置の新モデルも販売開始する。回線切替装置は、従来より金融機関や社会インフラ企業などで利用されており、メインサーバーの障害時に、サーバーと同期して通信回線を待機系に切り替えるもので、基幹システムの可用性を向上することができる。

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