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業界初、Gmail受信トレイで案件/タスク管理するCRM「AOS Inbox」

2014年05月13日 18時30分更新

文● 大河原克行

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「AOS Inbox」による案件管理の画面。項目ごとに表示される

 AOSテクノロジーズは、Gmail受信トレイCRM(顧客管理)「AOS Inbox」の販売を開始した。

 AOS Inboxは、Google Appsユーザーを対象に、Gmail受信トレイに利用した案件管理、タスク管理を可能するアプリケーション。社内情報共有とコミュニケーションの効率化を図れ、Gmailの中で、簡単にCRMを実現できるのが特徴だ。

 「Gmailで案件管理やタスク管理ができる製品は業界初になる」(AOSテクノロジーズAOSモバイルカンパニー営業マネージャーの小川洋子氏)という。

AOSテクノロジーズAOSモバイルカンパニー営業マネージャーの小川洋子氏

 「案件管理」「カスタマーサポート管理」「タスク管理」用の各種テンプレートを提供。そのほか、採用時の候補者を管理する「採用管理」、バグ報告や対応管理を行なう「バグ管理」、開発の設計・実装の過程を管理できる「プロダクト管理」といったテンプレートも用意。開発部門、営業部門、サポート部門、人事部門などが、それぞれの用途においてすぐに利用できる環境を実現している。

6種類のテンプレートを用意している

 「テンプレートは、AOSテクノロジーズ社内での利用をもとに用意したもの。今後、ユーザーの利用動向にあわせて、テンプレートを増やしていきたい」という。

 たとえば、案件管理では、「新規」「訪問」「トライアル」「見積り」「継続」「受注」「失注」という項目を用意。ステータスや対応状況を確認できるようになる。「ステータス項目は現時点では固定したものになっているが、将来的には任意の項目を追加できるようにしたい」という。

案件ごとのステータスを表示

ワンクリックで、メールの振り分け、案件を登録
入力/更新作業を大幅に軽減

 AOS Inboxでは、Gmailの受信メール履歴からワンクリックで、メールの振り分け、案件登録が可能で、入力作業や更新作業が軽減されるのが特徴だ。また、「cc:」や転送をすることなく重要な案件を共有し、部署内外で連携できるほか、CRMにアクセスすることなく、Gmailだけで案件の状況や活動状況を把握できるという。

 「従来のCRMは、情報入力や更新を頻繁に行なう必要があったが、そうした作業が軽減でき、本来の業務に集中することができる。また、不要なcc:メールを削減し、必要なメールへのアクセスが早くなる」とメリットを説明する。

 また、AOS Inbox上では、Gmailとは別にチャットによる迅速なコミュニケーションを可能にするメッセージ機能を搭載。議案ついてメンバー内で議論できるようにしている。「外部からのメール案件についても、メッセージ機能で社内で議論して、その結果をすぐに相手にメール送信するといった使い方ができる」としている。

右下にはメッセージ機能を表示。社内で迅速に議論できる

iOS版アプリを6月にリリース予定

 さらにモバイル環境にも対応。iOS版のアプリを6月にもリリースする予定であり、Android版についても「今後のニーズにあわせて検討したい」としている。

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