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実物大モデル多数! 日本初公開のNASAによるモデルも

宇宙の大博覧会「宇宙博2014」の見どころは?

2014年05月17日 11時00分更新

文● 貝塚怜/ASCII.jp編集部

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スペースシャトル「アトランティス」の前部胴体とキャビン部。実物大モデルがNASAエリアに展示されます

 7月19日から9月23日まで幕張メッセで開催される大博覧会「宇宙博2014—NASA・JAXAの挑戦」。

 NHK、NHKプロモーション、朝日新聞社が主催、共催にJAXA、出品協力にNASA、内閣府宇宙戦略室や国立天文台などが後援ということで、大ボリュームで見どころのある博覧会になりそうですが、実際にどのようなものが展示されるのでしょう? 写真を交えつつ紹介していきたいと思います。

 展示エリアは大きく分けてNASAによる宇宙開発の歴史を展示物とともに紹介する「NASAエリア」、JAXAによる宇宙開発の成果や、回収した実物のサンプルなどを展示する「JAXA・日本の宇宙開発エリア」、火星研究の最前線情報を紹介する「火星探査エリア」、そしてこれからの宇宙開発の道筋を紹介する「未来の宇宙開発エリア」という区分け。それぞれを簡単にご紹介します。

アメリカ国外初公開のモデルも! NASAエリア

「NASAエリア」イメージ

「アポロ17号」司令船の実物大モデルを展示。NASAによるモデルで、かなり精巧な出来だそうです

 アポロ11号から国際宇宙ステーションに至るまで、NASAの宇宙開発の歴史を豊富な展示物とともに知れるというのが「NASAエリア」です。形式としては、「NASA公認の展覧会『NASA A HUMAN ADVENTURE』が宇宙博2014内で開催」ということになるようです。NASA A HUMAN ADVENTUREのアジア開催は初だそうですよ。

 スペースシャトル「アトランティス」の前部胴体とキャビン部、アポロ月面車、アポロ17号の司令船などの実物大モデルのほか、300点以上のNASA資料の実物の展示も予定されています。アメリカの宇宙開発の今昔を一度に楽しめそうなコーナーですね。

日本の宇宙開発を知る! JAXA・日本の宇宙開発エリア

「JAXA・日本の宇宙開発エリア」

国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」。こちらの実物大モデルが展示されます

JAXAの小惑星探査機「はやぶさ」。こちらも実物大モデルを展示!

 日本のほこる宇宙研究・開発機関JAXAの研究成果を学べるのが「JAXA・日本の宇宙開発エリア」。国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」の実物大モデルや小惑星探査機「はやぶさ」の実物大モデルのほか、国立天文台の提供によるアルマ望遠鏡のアンテナ、TMT望遠鏡までを一挙に楽しめるそうです。「JAXAってこんなことやってるんだ!」「これが宇宙から持ってきた物質なんだ!」という発見に溢れた展示コーナーになりそうですね。

火星探査は今こうなっている! 火星探査エリア

火星探査エリアには火星探査車「キュリオシティ」の実物大モデル機を展示。NASAによるもので、米国外での展示は初めてとのことです

 火星探査エリアには火星探査車「キュリオシティ」の実物大モデル機を展示。NASA製作のモデルで、かなり精巧なようです。JAXA名誉教授の的川泰宣氏は、このキュリオシティの展示を一番楽しみにしているそうですよ。

これが宇宙開発の最前線だ!

未来の宇宙開発エリア 会場イメージ

 これからの宇宙開発を知れるのが「未来の宇宙開発エリア」。米シエラ・ネバダ製の有人宇宙船「ドリームチェイサー」の1/3スケールモデル、各所で話題の「宇宙エレベーター」の昇降機のサンプルなどが展示される予定。かなり期待度の高いコーナーですね。(生きてるうちに宇宙エレベーター、乗ってみたいなあ。)

シエラ・ネバダ製の有人宇宙船「ドリームチェイサー」の1/3スケールモデルなどを展示

 会場は幕張メッセ 国際展示場の10・11ホール。紹介した以外にもさまざまな展示があるので、一通り眺めれば“宇宙通”になれそうですね。このほかの詳細や、チケットの情報などは公式サイトをどうぞ。

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