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フレームレス構造のキーボードを搭載し、バッテリー寿命は約2倍に

5mmスリムになった「dynabook T75」、キーボードが改良されてスマホ連携も充実!

2014年05月15日 12時01分更新

文● 松野/ASCII.jp編集部

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従来モデルよりスリムな新筐体を採用

 dynabook T75は厚さ約24.5mmの新筐体を採用しており、現行モデル「dynabook T654」シリーズよりも最大約5.4mmのスリム化を実現した。これにより、家庭やオフィス内での持ち運びがより容易になっている。また、CPUが最新のCore i7-4510U(2.00GHz)に変更された。メモリーとストレージに変更はなく、8GBメモリー、1TB HDDを搭載している。OSは4月9日に公開されたWindows 8.1 Updateだ。

dynabook T75の天面。すっきりしたシンプルなデザイン

左側面には電源コネクター、有線LAN端子、USB 2.0端子×1、ブルーレイドライブを配置

右側面にはセキュリティロック・スロット、RGB端子、HDMI出力端子、USB 3.0端子×2、ヘッドフォン/マイク端子を備える

正面にはカードスロットと状態識別用のLEDが

背面はインターフェースなし

 筐体の一新にあたり、キーボードの仕様も変更されている。テンキー付きのアイソレーションタイプであるのは従来通りだが、新たにボディーと一体化したフレームレス構造を採用しており、これにより打鍵時のたわみが軽減されているのだ。安定感が増し、余分な力もかからなくなるため、タイピングはかなり快適な印象を受けた。加えて、各キーの中央部に0.2ミリほどの凹みが作られており、これもタイピングの心地よさに一役買っている。実際に文字を打ってみると、キーの凹みに指がフィットし、非常に少ない力でキーを押すことができた。また、従来モデルに見られる広いパームレストも健在。手の負担が極力抑えられるよう、様々な角度からアプローチがなされた設計で、長時間のタイピングでも手の負担はほとんど感じられなかった。

キーボードはフレームレス構造で、打鍵時のたわみが少ない。長時間のタイピングでも疲労はぐっと減る

 スピーカーにはdynabook T654から引き続きオンキヨー製ステレオスピーカーを採用しているが、音質やDTSサウンドなどの監修を、米国で人気のブランド「Skullcandy」が担当。高いファッション性を備えながら音質にもこだわる同ブランドの協力を経て、さらなる音質の向上を図っている。それに伴い、ボディのスピーカー付近にはSkullcandyのブランド名を刻印する。スピーカー自体は中高音域が強く出る印象で、弦楽器や管楽器の音色が特にクリアに再生された。

電源ボタンの隣にSkullcandyのロゴが

 ディスプレーは15.6型フルHD(1920×1080ドット)のIPS液晶で、10点マルチタッチに対応する。画面は充分な大きさで、グレア液晶なので解像度の高い動画なども鮮やかに映る。4K出力に対応したHDMI端子を備えるため、4K対応テレビなどに接続すればより解像度の高い動画を楽しむことも可能だ。タッチの操作もなめらかに行え、不自由することはなかった。

ディスプレーは15.6型グレアタッチパネル。解像度が高く光沢があるため、非常にきれいに見える

画面のスクリーンショット。高解像度の動画も再生可能

 やや気になったのは、ディスプレーを支えるヒンジが普通の感覚より少しゆるく感じられることだ。A4サイズ以上のノートPCにしては簡単に、力を入れることなく開けるのだが、裏を返せばそれだけ安定しない。普通に使っていればそれほど気にならないだろうが、頻繁に持ち運ぶというユーザーはちょっと気を付けたほうがいいかもしれない。

ディスプレーの大きさの割に細いヒンジ部分

回転に「遊び」があり、ディスプレーを開いたときに少しせり出しているようだ

(次ページ、「長寿命化したバッテリー、Photoshopやスマホ連携などソフトも充実」に続く)

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