最新端末を丸裸！　スマートフォン定点観測 第84回

最新ガラケーのスタミナは？　一体どれくらい持つ？

N-01Fを総合優勝と判断
2台持ちならWX12K

　最後の勝負はどの機種を勝ちと判断すればいいのか難しい。ただN-01Fはバッテリー残量をパーセント表示し、アイコンの目盛りも細かく、新たな進化が見られないガラケーで、細かな工夫が残っていて便利に感じる。今やスマホには敵わないものの、文字入力やカメラで「サクサク」を売りにしているのにも好感を持った。2勝しているし、総合優勝と判断したい。

　ただイマドキのガラケーとして進化を感じたのはPHSのWX12K。通信速度はさすがに遅く、操作性もいまひとつだが、スマホやタブレットとの2台持ちと考えて割り切れば面白い。待受での利用機会が多く、通話以外の機能を使わないシニア層にとっては1台持ちでも十分使えるし、現代のガラケー事情をしっかり考えて作られている。通信速度や体感速度とは異なる部分での進化がある。

　MARVERAはスペックへのこだわりが操作性の高さにつながっていた。機能もたくさんあるし、過去の“全部入りケータイ”そのままと言える。301Pはほどほどの性能のケータイといった印象。ケータイにこだわりがないなら、これで十分だ。

　ただガラケー競争が過熱していた頃は、かなり細かな工夫、配慮にこだわっていたと思うが、今では各機種いろんな部分が削られている。派手な新機能はもう不要だが、せめてピクアイコンを見えやすくとか、バッテリーの減りをわかりやすくといった、小さな心配りの進化はガラケーでも続けてほしい。

　次回は2014年夏スマホの比較を予定！　とはいえまだ発売まで若干時間があるので、掲載まで間が空く可能性もあるが、最新機種3機種を用意するので、お楽しみに。

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