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国産子育てアプリが世界市場を狙う

2014年05月14日 16時00分更新

文● 伊藤達哉(Tatsuya Ito)/アスキークラウド編集部

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Fammは子どもの写真を共有・整理できるアプリ。日本語だけでなく英語や中国語、韓国語、スペイン語の5カ国語に対応しており、サービス開始時から意欲的にグローバル市場を狙っている。

 5月14日、恋人同士が2人だけで楽しむクローズドSNS「Pairy」を開発したTimersが、子育てをする家庭や個人に特化したアプリ「Famm(ファム)」の配信を開始した。

 Fammは子どもの写真を共有・整理できるアプリだ。写真をアップロードするだけで、日付や月ごとに自動で整理し成長記録が作成できる。撮影時の子どもの年齢を表示するアルバム機能や夫婦間でやりとりをするチャット機能も搭載。夫婦の結婚記念日や子ども、親戚の誕生日などの記念日を登録しておけば、日にちが近づくとリマインドメールが送られる。Famm内の写真をシェアするのもメールアドレスを登録しておけば、ワンタップで写真共有が可能だ。
 Timersの高橋才将CEOは「今後のアップデートでは両親や親戚なども巻き込んだサービスに進化させたい」と展望を語る。なお、Fammは、シングルマザー・ファーザーでも利用できるように設定されており、チャット以外の機能は全て一人で利用できる。

ホーム画面の写真はタップするだけで設定可能。

アップロードした写真は夫婦で互いにコメントできる。

プロフィールで家族や親戚を登録しておけば写真のシェアも簡単だ。

 恋人同士に限定したSNSで話題になったPairyに続いて、Fammでは家族をターゲットに利用者の獲得を目指す。Fammは、日本語だけでなく英語や中国語、韓国語、スペイン語の5カ国語に対応。
 高橋CEOが「子どもの写真をスマホで大量に撮影するのは国内だけでなくグローバルスタンダード。デジカメからスマホへの移行は世界中で加速すると見ています。夫婦をターゲットにしたメッセージや子どもの写真に特化したストレージ機能は今後ますます求められていくと考えています」と語るようにサービス開始から意欲的にグローバル市場を狙っている。


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