Windowsマシンの自作どころじゃない“自作パソコン”
世界初のオープンソース・ノートパソコン「Novena」、クラウドファンディングで資金獲得に成功
2014年05月08日 20時05分更新
ソフトウェアだけでなくハードウェアもオープンソースで構築される「ノートパソコン」がクラウドファンディングで資金獲得に成功したようだ。
このパソコンは「Novena」と呼ばれるプロジェクトで、クラウドファンディングCrowd Supplyにて資金を募集していた。フリースケール製1.2GHzクアッドコアARMプロセッサをCPUにしたマザーボードを採用し、液晶モニターをはめ込んでラップトップ型や壁掛けにできるケースなど、かなり自由度の高いハードウェア・カスタマイズが可能となっている。OSはLinuxベースで、こちらもソースからビルド可能とオープンソースならでは。
マザーボード単体ならば500ドル、オールインワンデスクトップ(ケース付き)ならば1195ドル、可倒式液晶付きの「ラップトップ」(キーボードは付かない)ならば1995ドル。さらにキーボードもビルトインされた木目調のノートならば5000ドルで購入できる。
オープンソース・ハードウェアとしてもかなり本格的なプロジェクトで、おそらく購入したほうも相当な手間暇をかけないとそれなりに使えないシロモノと思われるが、クラウドファンディングで資金が集まったということは“自分のマシンをイチから作ってみよう”な人がそれだけ存在するということで、Maker文化の層の厚みを再認識させられる。
なお、すでに資金獲得に成功しているが第一次募集は5月18日まで続けられ、グローバルで送料無料(マザーボード単体は米国内のみ送料無料)となっている。