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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第354回

「Nikon 1 V3」で捉えた! なんとなくバツの悪い猫たち

2014年05月09日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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マズイ瞬間を目撃してしまった!?

 続いて、また別の日。訪れたい神社があったのでそこに向かって住宅街を歩いていたら、ふと右手に猫の気配を感じたのである。

エアコン室外機の上でくつろいでた長毛猫。目が合ったのでじーっと見つめ合ってみた。美猫です。さすが飼い猫(2014年5月 ニコン D600)

エアコン室外機の上でくつろいでた長毛猫。目が合ったのでじーっと見つめ合ってみた。美猫です。さすが飼い猫(2014年5月 ニコン D600)

 案の定、エアコン室外機にちょこんと座ってる猫発見。

 長毛の美猫さんである。近づきすぎたら逃げられそうなのでそっと撮ってたら、後ろから別のサビネコがトトトトとやってきて、室外機を踏み台に、ガシガシと爪研ぎをはじめたではないか。

 おい、そこで爪を研いじゃさすがにダメだろう。パイプが剥き出しじゃないか。

 そう、エアコンと室外機をつないでるパイプで爪を研いでたのだ。

とことことやってきたサビネコが室外機に飛び乗るや否や、いきなりエアコンのパイプでガシガシと爪研ぎ開始。まさかそこで爪を研ぐとは、とこっちがびっくり。よく見ると断熱材が悲惨なことに(2014年5月 ニコン D600)

とことことやってきたサビネコが室外機に飛び乗るや否や、いきなりエアコンのパイプでガシガシと爪研ぎ開始。まさかそこで爪を研ぐとは、とこっちがびっくり。よく見ると断熱材が悲惨なことに(2014年5月 ニコン D600)

 ひとしきり研いだら、しれっとした顔してる。

 猫の後ろをよく見ていただきたい。

 断熱材がボロボロになって銅のパイプが剥き出しになってしまってるじゃないか。

犯行現場をおさえられたとは知らず、爪研ぎを終えて満足そうな猫。後ろのパイプをよく見ると、ここがかなりお気に入りらしく、銅のパイプが丸見えなのであった。さすがにこれは……(2014年5月 ニコン Nikon 1 V3)

犯行現場をおさえられたとは知らず、爪研ぎを終えて満足そうな猫。後ろのパイプをよく見ると、ここがかなりお気に入りらしく、銅のパイプが丸見えなのであった。さすがにこれは……(2014年5月 ニコン Nikon 1 V3)

 まあ、この家の猫だろうから私がとやかく言ってもしょうがないのだが、さすがにまずいシーンを見ちゃったなという感じで、犯人はこいつです。

 ちなみに、うちの猫もやらかしたことあります。洗濯機の配水ホースで爪を研いで穴を空けてしまいやがりまして、洗濯するたびに床が濡れるので変だなと思ったら、ホースに空いた小さな穴から噴水のように水がぴゅーと漏れてたのだ。あのときは業者さんを呼んでホースを交換してもらったなあ。

 そんなわけなので猫を飼っているみなさま、お気をつけを。

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筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/


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