このページの本文へ

初動対応時間を従来比で97%削減「Systemwalker Security Control」

サイバー攻撃発生時の初動を迅速に!富士通が自動化ソフト

2014年05月08日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 富士通は5月7日、マルウェア検知から初動対応までの時間を大幅に削減することで被害拡大を防ぐソフトウェア「FUJITSU Software Systemwalker Security Control」の販売を開始した。富士通内で培われた対応手順に基づき、これまで手作業で行われてきたネットワーク遮断や感染機器特定など一連の対処を自動化する。

「FUJITSU Software Systemwalker Security Control」の動作概要

 Systemwalker Security Controlは、セキュリティ製品やサービスを体系化した「FUJITSU Security Initiative」(関連記事)に追加される製品。Security Initiativeでは、富士通自身が実践してきたセキュリティ対策のノウハウも積極的に生かした製品/サービス開発が進められている。

FUJITSU Security Initiativeの全体像と「Systemwalker Security Control」の位置づけ

 Systemwalker Security Controlでは、富士通内で培われた手順をベースにした運用シナリオが提供され、マルウェアの侵入検知後の一連の対処(ネットワーク遮断、感染機器の特定、対象者への対応依頼など)を自動化する。同社内での運用実践では、初動対応時間が従来比で最大97%削減されたという。

 さらに、日々高度化、巧妙化するサイバー攻撃に対処するため、運用シナリオは継続的に更新するとしている。

 提供開始は今年8月で、販売価格(税別)は1,980万円から。

カテゴリートップへ