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独自の画像圧縮エンジン搭載、医療/監視カメラなどの画像長期保存にも

NEC、最大7.9PBのアーカイブストレージ「iStorage HS6」発売

2014年05月08日 06時00分更新

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 NECは5月7日、アーカイブストレージ専用機「iStorage HS6」の販売を開始した。1ノードあたり48TBの物理容量を持ち、最大7.9PB(ペタバイト)まで無停止で容量を拡張することができる。また、NEC独自の高性能画像圧縮エンジン「StarPixel」を搭載しており、医療用や監視カメラの画像データなどの長期保存にも適している。

NECのアーカイブストレージ「iStorage HS6」(上:ハイブリッドノード、下:ストレージノード)

 NECではiStorage HSシリーズとして、バックアップストレージ専用機の「iStorage HS3」「同 HS8」を販売しているが(関連記事)、今回のHS6はバックアップではなくアーカイブストレージ専用機となる。

 iStorage HS6の最小構成はベースノード1台(2Uサイズ、48TB)。必要に応じて、容量と性能を拡張する「ハイブリッドノード」、または容量のみを拡張する「ストレージノード」を増設できるため、初期コストを抑え、データ容量の増加に伴って柔軟に拡張していくことができる。最大構成(165ノード)の場合の物理容量は7.9PB。価格(税抜)は、ベースノードとハイブリッドノードが530万円から、ストレージノードが350万円から。

 データを複数に分割し、冗長化して配置することでデータの耐障害性を高める「分散冗長配置技術」を採用。またデータ漏洩を防ぐ「暗号化機能」、データ改竄や誤操作からデータを守る「改竄防止機能」も備える。さらに、インライン圧縮(重複排除および物理圧縮)機能により、ストレージ利用効率を高めている。

 こうしたHSシリーズ共通のコア技術に加え、HS6では大量の画像保存に適した画像圧縮エンジンStarPixelを搭載した。この圧縮エンジンは、画像劣化なし、低負荷で「JPEG2000」規格と同等の圧縮率(典型的な写真画像で約50%)を実現するという。

画像圧縮エンジンStarPixelの圧縮率および負荷の比較

 NECでは、HS6は画像データや電子メール、センサーログ、業務システムデータなど、企業内に存在する多様なデータを効率的かつシンプルにアーカイブできるとしている。今後、企業のプライベートクラウド基盤やデータセンター基盤向けのストレージとしても拡販していく。IDや属性情報を指定してデータアクセスを可能にする、オブジェクトストレージインタフェースの対応強化も予定していると述べている。

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