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紛失・盗難対策用アプリの悪用からスマホを守る、IPA

2014年05月06日 17時00分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 独立行政法人の情報処理推進機構(IPA)では毎月、情報セキュリティについての呼びかけを実施している。「2014年5月の呼びかけ」のタイトルは「あなたのスマートフォン、のぞかれていませんか?」というものだ。

 14年4月、元交際相手のスマホ(Android OS)に無断で紛失・盗難対策用アプリをインストールし、端末内の情報の覗き見や端末を不正操作した容疑で男性が逮捕された。不正なアプリであれば、公式マーケットから削除することで被害の拡大を防ぐことができる。しかし、今回のアプリは決して不正なものではなく、アプリの使い方が不正であったということだ。

紛失・盗難対策用アプリを正しく使用した場合のイメージ

紛失・盗難対策用アプリを正しく使用した場合のイメージ

 今回のような不正から被害に見舞われないためにも、まずは紛失・盗難対策用アプリを知る必要がある。スマホの紛失・盗難対策用アプリとは、このアプリをインストールしたスマホを紛失したり盗まれたりした際、他のパソコンやスマホから遠隔操作できるようにするもの。遠隔操作により、スマホの位置情報を取得して探し出したり、手元にない間に他人にスマホ内の情報をのぞき見られたりすることを防ぐ。

紛失・盗難対策用アプリが悪用された場合のイメージ

紛失・盗難対策用アプリが悪用された場合のイメージ

 前述の事件は、元交際相手が本人の知らないうちに無断で紛失・盗難対策用アプリをインストールし、自分の居場所を知られたり、スマホの情報を閲覧されたというケース。これを防ぐには、他人にスマホを勝手に操作されないようにすることが大事で、その手段の1つは、スマホに画面ロックをかけておくこと。遠隔であろうが直接であろうが、画面ロックをかけておくとパスワードを入力しなければスマホを操作できないようになる。

画面ロックの設定方法(Android 4.2.2)

画面ロックの設定方法(Android 4.2.2)

画面ロックの設定方法(iOS 7.1.1)

画面ロックの設定方法(iOS 7.1.1)

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