2013年から2014年の最新メモリー事情
進む高速化、DDR3-3100を実現したモデルの登場も
デスクトップ向けのDDR3メモリーは一気に高速化。2013年6月にDDR3-2933に到達すると、翌7月には大台となるDDR3-3000を達成。さらに1カ月後の8月には現行最速のDDR3-3100対応製品が発売された。もっとも一般的なユーザーには関係のない話で、価格も4GB×2枚で約12万円(当時)。コレクターズアイテムの領域は出ていない代物だ。
とはいえAMD製APU“Kaveri”の登場で注目を集めたのがオーバークロック系メモリー。メモリースピードがGPUパフォーマンスに直結することから、DDR3-2400対応の製品は人気を集めている。
SSD導入は大前提、組み合わせるHDDをうまく選択
Kaveriユーザーはオーバークロックメモリーにこだわりたい
今や常識となったSSD導入。新規にPCを組む際には、起動ドライブ用SSDとデータ用HDDという組み合わせが一般的だ。その後は、RAID構成やゲーム専用ストレージとして新規にSSDを購入していくのがオススメ。搭載数に制限のあるMini-ITXベースのシステムなどは、思い切ってSSDのみの構成とするのも十分アリだろう。
メモリーはインテル系プラットフォームであれば定格(DDR3-1600)運用でも問題はない。余裕があればオーバークロック系メモリーを買うといい。一方の“Kaveri”ユーザーの場合はやや事情が異なり、ある程度の投資は必要。せっかくのGPU機能をフルに引き出すためにも、ここは惜しまずオーバークロックメモリーに予算を割いておきたいところだ。
さて、いよいよ次回は最終回「PCケース編」をお届けする。PCの顔となる重要パーツだけに、一番に気になるという人も多いだろう。是非、お気に入りの1台を見つけてもらいたい。
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