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アキバで恥をかかないための最新パーツ事情2014 第4回

知ったかできる自作パーツ基礎知識【ストレージ/メモリー編】

2014年05月03日 12時00分更新

文● 山県

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 久々に自作PCに挑戦しようとする人のための応援企画として毎年お届している「アキバで恥をかかないための最新パーツ事情」。今回も、2013年から2014年にかけて登場した新製品をあらためておさらいしたい。

 GWにパーツショップを訪れても戸惑くことなく買い物を楽しむために、ここはひとつしっかりと勉強をしてからPCの自作に臨みたい。それではさっそく、2013年~2014年にかけてのPCパーツのトレンドを一気に振り返っていこう。

 第4回は「ストレージ/メモリー編」。最新のHDDやSSDの動向をチェックし、これからのお買いものに役立ててほしい。

2013年から2014年の最新ストレージ事情
~SSD編~

まだまだ激しいシェア争いが続くSSDは
値下がりも進行中

 もはや自作のみならず、PCのストレージデバイスとしては欠かすことのできない存在になったSSD。2013年から2014年も、非常に多くの新型SSDが発売された。

値下がりが続くSSDは大容量モデルもご覧の通りの価格に。HDDレスでPCを組んでしまうという人もチラホラ出始めている

 依然として速度限界となるSATA3.0(6Gbps)の壁は存在するものの、500MB/秒オーバーの製品がよりどりみどりという状況。メーカー(コントローラー)による性能差も縮まっており、勝負は性能に加え販売価格が重要なポイントになっている。

アキバのパーツショップで掲示中のSSD価格表。種類が多く予備知識がないとすぐには目的に合ったモデルが見つけにくいほどのラインナップだ

 OCZが東芝のグループ企業「OCZ Storage Solutions」としてその傘下に収まるなど業界内の再編も進行しており、まだまだ激しいシェア争いは終わりそうにない。以下に2013年から2014年にかけて登場した注目のモデルをいくつか紹介しよう。

各社から発売された新型SSD

東芝製の新型SSD「HG6」を採用したCFDの「S6TNHG6Q」シリーズ。19nm第2世代プロセスNANDフラッシュを搭載。現在、アキバで1、2を争う人気モデルだ

従来の「Crucial M500」シリーズの後継モデルとなるマイクロンの新型SSD「Crucial M550」シリーズは大幅に性能が向上。こちらも今人気のSSD

Marvellの新型サーバーグレードコントローラー「88SS9188」と、東芝製Toggle NANDフラッシュを採用するPLEXTOR製SSD「M6S」。発売がライバルからやや遅れたためスタートダッシュに失敗。性能は従来通り高いので、これから注目のモデル

コントローラーにIndilinx Barefoot 3 M10、NANDフラッシュに東芝製19nm MLC NANDを採用するOCZ「Vertex 460」シリーズ。東芝のグループ企業「OCZ Storage Solutions」になって発売された製品だ

メインストリーム向け2.5インチSSD「Samsung SSD 840」の後継モデルにあたる「Samsung SSD 840 EVO」。TLC NANDフラッシュを採用した新エントリー向けモデルだ

Marvell製コントローラーとSynchronous MLC NANDフラッシュを採用する新型SSD ADATA「Premier Pro SP920」シリーズ。リード560MB/secを実現する

LAMD(Link_A_Media Devices)製コントローラーと19nm MLC NANDフラッシュを組み合わせたSeagate純正の「600 SSD」シリーズ

インテル製コントローラー「PC29AS21CA0」と20nmクラスのNANDフラッシュメモリーを採用する「Intel SSD 730」シリーズ

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