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アキバで恥をかかないための最新パーツ事情2014 第3回

知ったかできる自作パーツ基礎知識【ビデオカード編】

2014年05月01日 12時00分更新

文● 山県

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2013年から2014年の最新ビデオカード事情
~NVIDIA「GeForce」編~

 さて、一方のNVIDIA「GeForce」。AMD陣営の反撃を受け止める立場となったが、こちらも2013年から2014年にかけて最新GPU「GeForce GTX 700」シリーズを続々と投入。相変わらずの安定感ぶりを発揮し、根強いファンの支持を受け続けている。

「GeForce GTX 700」シリーズを投入し、シェア拡大を狙うNVIDIA

 2013年5月にGeForce GTX 680の後継となると同時に、新しいGeForce 700シリーズ第一弾の「GeForce GTX 780」をリリース。6月にはシリーズ初のミドルレンジモデル「GeForce GTX 760」を投入し、しっかりと足場を固めつつ「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」の発売を迎えた。

「GeForce GTX 780 Ti」搭載ビデオカードはアキバでも深夜販売が実施されるなど注目を集めた

「GeForce GTX TITAN」の後継モデル「GeForce GTX TITAN Black」搭載VGAが2月にデビュー。「GK110」をベースに、さらに強化されたフルスペック仕様となる。価格は10万円オーバー

 大ヒットタイトルが動くミドルレンジGPUとしてヒットした「GeForce GTX 760」は、2014年5月現在の今でも売れ筋のモデル。GeForceで迷った際にはコレを選択しておけば、とりあえず問題はない。

「GeForce GTX 760」搭載の人気モデルMSI「N760GTX Twin Frozr 4S OC」。定番モデルとして今も人気

GeForce GTX 750 Tiを搭載したGIGABYTE製ビデオカード「GV-N75TWF2OC-2GI」。補助電源は6ピンが1基用意されるが価格も安いゲーマー向けVGAとして売れている

 なお今年2月には、新アーキテクチャー“Maxwell”をベースにしたGPUの第1弾として「GeForce GTX 750Ti」と「GeForce GTX 750」を投入している。ゲーマー向けのエントリーモデルという位置付けながら、注目はKepler→Maxwellで改善されたワットパフォーマンス。基本的に6ピンの補助電源が不要でありながら、そこそこゲームが動いてしまう取り扱いのし易さから、こちらも人気となっているGPUだ。

各ビデオカードの比較表
GPU GeForce GTX TITAN Z GeForce GTX TITAN Black GeForce GTX 780 Ti GeForce GTX 780
開発コードネーム GK110×2 GK110 GK110 GK110
製造プロセス 28nm 28nm 28nm 28nm
ストリーミング
プロセッサー数
2880基×2 2880基 2880基 2304基
コアクロック - 889MHz 875MHz 863MHz
ブーストクロック - 980MHz 928MHz 900MHz
メモリークロック - 7000MHz 7000MHz 6008MHz
メモリータイプ GDDR5 GDDR5 GDDR5 GDDR5
メモリーバス幅 384bit×2 384bit 384bit 384bit
メモリー容量 6GB 6GB 3GB 3GB
TDP - 250W 250W 250W
補助電源
コネクター形状
- 8ピン+6ピン 8ピン+6ピン 6ピン+6ピン
GPU GeForce GTX 770 GeForce GTX 760 GeForce GTX 750 Ti GeForce GTX 750
開発コードネーム GK104 GK104 GM107 GM107
製造プロセス 28nm 28nm 28nm 28nm
ストリーミング
プロセッサー数
1536基 1152基 640基 512基
コアクロック 1046MHz 980MHz 1020MHz 1020MHz
ブーストクロック 1085MHz 1033MHz 1085MHz 1085MHz
メモリークロック 7010MHz 6008MHz 5400MHz 5400MHz
メモリータイプ GDDR5 GDDR5 GDDR5 GDDR5
メモリーバス幅 256bit 256bit 128bit 128bit
メモリー容量 4/2GB 4/2GB 2GB 2GB
TDP 230W 170W 60W 55W
補助電源
コネクター形状
8ピン+6ピン 6ピン+6ピン - -

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