2013年から2014年の最新ビデオカード事情
~NVIDIA「GeForce」編~
さて、一方のNVIDIA「GeForce」。AMD陣営の反撃を受け止める立場となったが、こちらも2013年から2014年にかけて最新GPU「GeForce GTX 700」シリーズを続々と投入。相変わらずの安定感ぶりを発揮し、根強いファンの支持を受け続けている。
2013年5月にGeForce GTX 680の後継となると同時に、新しいGeForce 700シリーズ第一弾の「GeForce GTX 780」をリリース。6月にはシリーズ初のミドルレンジモデル「GeForce GTX 760」を投入し、しっかりと足場を固めつつ「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」の発売を迎えた。
大ヒットタイトルが動くミドルレンジGPUとしてヒットした「GeForce GTX 760」は、2014年5月現在の今でも売れ筋のモデル。GeForceで迷った際にはコレを選択しておけば、とりあえず問題はない。
なお今年2月には、新アーキテクチャー“Maxwell”をベースにしたGPUの第1弾として「GeForce GTX 750Ti」と「GeForce GTX 750」を投入している。ゲーマー向けのエントリーモデルという位置付けながら、注目はKepler→Maxwellで改善されたワットパフォーマンス。基本的に6ピンの補助電源が不要でありながら、そこそこゲームが動いてしまう取り扱いのし易さから、こちらも人気となっているGPUだ。
各ビデオカードの比較表 | ||||
---|---|---|---|---|
GPU | GeForce GTX TITAN Z | GeForce GTX TITAN Black | GeForce GTX 780 Ti | GeForce GTX 780 |
開発コードネーム | GK110×2 | GK110 | GK110 | GK110 |
製造プロセス | 28nm | 28nm | 28nm | 28nm |
ストリーミング プロセッサー数 |
2880基×2 | 2880基 | 2880基 | 2304基 |
コアクロック | - | 889MHz | 875MHz | 863MHz |
ブーストクロック | - | 980MHz | 928MHz | 900MHz |
メモリークロック | - | 7000MHz | 7000MHz | 6008MHz |
メモリータイプ | GDDR5 | GDDR5 | GDDR5 | GDDR5 |
メモリーバス幅 | 384bit×2 | 384bit | 384bit | 384bit |
メモリー容量 | 6GB | 6GB | 3GB | 3GB |
TDP | - | 250W | 250W | 250W |
補助電源 コネクター形状 |
- | 8ピン+6ピン | 8ピン+6ピン | 6ピン+6ピン |
GPU | GeForce GTX 770 | GeForce GTX 760 | GeForce GTX 750 Ti | GeForce GTX 750 |
開発コードネーム | GK104 | GK104 | GM107 | GM107 |
製造プロセス | 28nm | 28nm | 28nm | 28nm |
ストリーミング プロセッサー数 |
1536基 | 1152基 | 640基 | 512基 |
コアクロック | 1046MHz | 980MHz | 1020MHz | 1020MHz |
ブーストクロック | 1085MHz | 1033MHz | 1085MHz | 1085MHz |
メモリークロック | 7010MHz | 6008MHz | 5400MHz | 5400MHz |
メモリータイプ | GDDR5 | GDDR5 | GDDR5 | GDDR5 |
メモリーバス幅 | 256bit | 256bit | 128bit | 128bit |
メモリー容量 | 4/2GB | 4/2GB | 2GB | 2GB |
TDP | 230W | 170W | 60W | 55W |
補助電源 コネクター形状 |
8ピン+6ピン | 6ピン+6ピン | - | - |
この連載の記事
-
第5回
PCパーツ
知ったかできる自作パーツ基礎知識【PCケース編】 -
第4回
PCパーツ
知ったかできる自作パーツ基礎知識【ストレージ/メモリー編】 -
第2回
PCパーツ
知ったかできる自作パーツ基礎知識【マザーボード編】 -
第1回
PCパーツ
知ったかできる自作パーツ基礎知識【CPU/APU編】 -
第-1回
PCパーツ
アキバで恥をかかないための最新パーツ事情2014 - この連載の一覧へ