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東芝4Kパソコン徹底ロードテスト 第1回

15.6型で4K表示なんてオーバースペックじゃないか?

世界初という「dynabook T954」の4K液晶はやっぱりスゴかった

2014年05月02日 11時00分更新

文● 高橋量

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4Kディスプレーは動画やゲームの鮮明さが段違い!

 「リビングの大画面テレビならともかく、15.6型で4K表示なんてオーバースペックじゃないか?」

 実は「dynabook Satellite T954」の試用するまで、筆者はそう思っていた。ASCII.jp読者の中にも、同じように考えている人はいるだろう、だが実際に4Kコンテンツを体験し、それは間違いであることにスグ気づいた。15.6型の液晶ディスプレーで見ても画面の精細さは従来とは段違いで、映像の迫力がとにかく圧倒的なのだ。その精細さは写真よりも動画やゲームなどでよりはっきりと見て取れる。

サンプルとして収録されている4Kビデオを再生。画面はハメコミ合成ではない点に注目していただきたい(クリックすると4Kクラスの画像が表示されます。以下同)

4Kビデオ再生中のスクリーンショット。拡大すると泳いでいる人々の水着の色まで判別できる

3840×2160ドットで「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」を実行したときのスクリーンショット。細部まで非常に精密に描き出されている

 かつてテレビがアナログ地上波から地上デジタル放送に変わったとき、地デジ映像の美しさに驚いた覚えがあるが、4K映像でも同じような驚きを感じた。いまとなってはアナログ地上波の映像は粗さが気になっしまうが、「dynabook Satellite T954」の超高精細な映像を試聴したあとではフルHDでもボンヤリした印象を受けてしまう。それほどまでに4Kの映像は衝撃的だ。

前掲と同じサンプルビデオの映像。デジタル一眼で撮影した写真には及ばないものの、ビデオ映像でありながらスマホやコンデジで撮影した写真レベルの精細さがある

 「dynabook Satellite T954」は省電力性能に優れたIGZOパネルを採用している。画素密度は約282dpiで、Retinaディスプレーを搭載したiPad Air(264dpi)よりも精細だ。標準状態のデスクトップを凝視しても、ドット感はまったく感じられない。

デスクトップの表示も非常に精細

スタート画面ではすべてのタイルが1画面内に表示される

 液晶パネルの表面は光沢のあるグレア加工だ。光の映り込みはあるが、液晶ディスプレーの角度を変えればそれおほど気にならないだろう。液晶パネルでは視野角の広いIPS方式を採用しているため、液晶ディスプレーを斜めから見ても色合いがくすんでしまうことがない。

視野角が広いため、画面を上下左右の斜めから見てもコントラストがあまり低下しない

 1台ごとにテクニカラー社のカラーキャリブレーション(色調整)が行なわれているのもポイントだ。テクニカラー社は、映画や放送関連機器の製造も手がける家電企業。つまり「dynabook Satellite T954」は映像機器の専門家によって液晶ディスプレーの色合いが調整されているのだ。

デジタル一眼レフで撮影した写真も鮮明で、商業印刷レベルの品質で映しだされる

グラデーションもムラなくキレイに表示される


 

(次ページ、「専用ユーティリティで液晶ディスプレーをより美しく&使いやすく」に続く)

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