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四本淑三の「ミュージック・ギークス!」 第135回

KROSSやKAOSSILATORを手掛けた

コルグでシンセを作る「ハンダ付けガールズ」の正体にせまる

2014年04月27日 12時00分更新

文● 四本淑三

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楽器を作るのは楽しい

―― コルグはDSDレコーダーを作っていたりしますけど、オーディオについてはどうですか?

内山 たとえばオーディオ専門店に行くじゃないですか。そこまでの導入が難しい気がしませんか?

―― 値段も高いし、みたいな?

内山 というより、女の子が入って行くと、お店の人もどう対応していいかわからないみたいで。何度もそれで「んっ?」と思ったことありますよ。

―― 「ちょっと! あたしエンジニアなのに!」って?

内山 聴いてみたいスピーカーがあっても、あまりお店の人と会話ができないんですね。

―― マーケット拡大のために、お店の方にはもっと気をつけていただきたいですね。今の仕事は楽しいですか?

上野 楽しい。

内山 すごく楽しいです!

―― 仕事で開発するものと自分の志向が乖離していて、自分のプロジェクトを進めているエンジニアは結構いらっしゃいますが、そういうことはありませんか?

内山 乖離はしてないですね。

上野 逆にかぶっていて、仕事でもあり趣味でもあるみたいな。

内山 私はそこまで口を出せる立場じゃないかも知れないですけど、先輩方の仕事を見ていると、企画に意見を言いながら、どんどん形になっていくんです。言ってしまえば、自分の使いたい楽器が作れる。かつ、それを一番最初に触れるところ。それがすごい魅力的。

上野 私は、こうやって遊んでほしいな、というものを作って、それが段々広がっていくのが楽しい。

―― 音楽をやる側に引き込みたいということですね?

上野 はい。

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