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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第162回

iPhoneをクレジットカードの決済端末にするワザ

2014年04月24日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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 個人でフリーマーケットなどを運営している場合、決済方法は基本的に現金のみだろう。しかし、今や個人事業主でも、手軽に低コストでクレジットカード決済を採用することができる。スマホやタブレットを決済端末にする「Square」だ。今回は、Squareリーダーの活用方法を紹介しよう。

iPhoneとSquareリーダーで、クレジットカード決済を行なう

カードの読み取り端末は無料でもらえる!

 「Square」は2009年に設立され、アメリカでモバイルクレジットカード決済の先駆者としてスタート。スターバックス全店で導入されるなどサービスを広げた。個人事業主でも導入できるうえ、申し込みにも手間がかからない。決済手数料は3.25%と安く、初期費用や月額固定料、振込手数料などは一切不要。VISAだけでなく、MasterCardやAmericanExpressなどにも対応している。しかも、最短翌営業日に入金されるというのだから、既存の店舗にとっても魅力的だ。

 まずは、無料アカウントを作成しよう。三井住友銀行または、みずほ銀行の口座を利用しているなら、23時59分までの売上金額は、翌営業日に振り込まれる。それ以外の口座を利用してる場合は、木曜日の深夜0時から翌週の水曜日23時59分までの売上が、翌週の金曜日に振り込まれる。すぐに現金が欲しいなら、三井住友銀行もしくは、みずほ銀行の口座を利用しよう。完了したら、登録した住所にSquareリーダーが発送される。到着したら、即利用可能だ。

Squareレジ - SquareのモバイルPoSでクレジットカード決済を。 App
価格無料 作者Square, Inc.
バージョン4.4 ファイル容量35.6 MB
カテゴリービジネス 評価(3.5)
対応デバイス全機種 対応OSiOS 6.0以降

「Squareレジ」アプリをインストールする

初めてなら「スタート」をタップする。アカウントを持っているなら「サインイン」をタップ

メールアドレスとパスワードを登録する

利用目的や事業内容を選び。「フリーマーケット」や「屋台、移動販売」といった項目も用意されている

数日で「Squareリーダー」が届く

金額を入力してカードを通すだけの簡単決済

 アプリを起動したら、GPSによる位置情報利用とマイクへのアクセスを許可する。取引の情報を正確に記録するために位置情報が必須で、Squareリーダーはマイク端子に接続して利用するためだ。Squareリーダーをきちんと挿し込むと自動的に認識され、使えるようになる。

 価格を入力し、クレジットカードを通せば決済できる。カードは特にゆっくり通す必要もない。カードを奥まで入れて、さっと手前に引くようにと押せばいい。

 サインは端末に指で書いてもらうことになる。iPhoneやスマホの場合は領収書を出すことはできないが、電話番号を入力してもらえば、SMSで届く。ちなみに、iPadで利用する場合は、レシートプリンターやキャッシャーなどと連携することが可能。とはいえ、もちろん別料金なので、個人事業主はレシート送信で十分だろう。

初回起動時に、GPSの利用を許可する

プッシュ送信の有無はどちらでもいい

マイクのアクセスも必須

Squareリーダーを挿し込む。きちんと奥まで入れると、認識メッセージが表示される

金額を入力する

細目の入力も可能

カードを通す

iPhoneを渡してサインしてもらう

レシートの有無を判断してもらう。電話番号によるSMSか電子メールを選べる

取引が完了した

レシートが送られてきた画面

URLを開くと、日時や事業主の詳細、価格などを確認できる

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