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DSD再生までも可能になった最強「ハイレゾウォークマン」活用術 第2回

DSDもサクサク再生! 使い勝手も考えたウォークマンのアップデート

2014年04月23日 12時00分更新

文● 海上 忍

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ヘッドホンを使わないウォークマンの楽しみかた

「SRS-X9」をスピーカーとしてウォークマンの音を楽しむ

「SRS-X9」をスピーカーとしてウォークマンのハイレゾ音源を楽しむ!

 NW-ZX1/F880シリーズはAndroid 4.1端末という側面もあわせ持つ。Wi-Fi経由でインターネットにアクセスできることはもちろん、Google Playにも対応しているのでアプリの追加も可能。「YouTube」や「Music Unlimited」などのアプリもプリインストールされており、さまざまなコンテンツを楽しむことができる。

 ウォークマンといえばヘッドホン/イヤホンで聴くことが常道といえるが、BluetoothやDLNAで外部オーディオ機器に出力するという選択肢もある。TPOにあわせて気軽に音を楽しめるというだけでなく、音にこだわるアンプ/スピーカーとつなぎ、ハイレゾプレーヤーとしての地力を見せることも可能だ。

ワイヤレススピーカー「SRS-X9」。天面と前面に配されたスーパーツイーターは、リスニングポジションを選ばずハイレゾらしい音場を再現する

ワイヤレススピーカー「SRS-X9」。天面と前面に配されたスーパーツイーターは、リスニングポジションを選ばずハイレゾらしい音場を再現する

フロントグリルを外したところ。ミッドレンジに磁性流体スピーカーを採用する

フロントグリルを外したところ。ミッドレンジに磁性流体スピーカーを採用する

背面の端子部。無線LANに加え有線LAN端子も搭載。USBスピーカーとしても利用可能だ

背面の端子部。無線LANに加え有線LAN端子も搭載。USBスピーカーとしても利用可能だ

 ウォークマン開発陣からひとつの例として示されたのが、ワイヤレススピーカー「SRS-X9」との組み合わせ。ミッドレンジに磁性流体スピーカーを2基、天面と前面にスーパーツイーターを各2基、前面中央にサブウーファー1基の計7基のスピーカーユニットを配し、さらにパッシブラジエーター2基を加えた繊細さと量感ある低域が特徴だ。

DLNAクライアント(DMP)を装備、サーバ(DMS)に保存した曲をストリーミング再生できる。DTCP-IPにも対応するので、nasneに録画したテレビ番組を視聴することも可能だ

DLNAクライアント(DMP)を装備。サーバー(DMS)に保存した曲をストリーミング再生できる。DTCP-IPにも対応するので、nasneに録画したテレビ番組を視聴することも可能だ

 Bluetoothスピーカーとしても利用できるが、DLNA経由で接続すればサンプリング周波数192kHz/量子化ビット数24bitに対応した「ハイレゾスピーカー」となる。

 ハイレゾ音源が持つ微妙なニュアンスも再現する。SRS-X9の開発を担当した関 英木氏の「キレよく歪みが少ない磁性流体ドライバーの特性もありますが、それに追従できるだけの性能を備えたサブウーファーを用意し位相のズレが起こらないよう留意しました」という言葉からは、慎重に設計されたことがうかがえた。

 別売のハイレゾオーディオ出力用変換ケーブル(WMC-NWH10、実売価格3000円前後)を使ってUSB接続する事で、192kHz/24bit上限のハイレゾ接続が可能となる。接続できるソニー製品は、SRS-X9および「UDA-1」(リアUSB-B端子)、「MAP-S1」だ。

 なお、ウォークマンに付属するケーブルを使用した場合、「AOA」(Android Open Accessory)での接続が可能。この場合、CDクオリティーでの接続が上限となる。USB接続できるAOA対応のソニー製品は現在「UDA-1」(フロントUSB A端子)のみとのことだ。

ハイレゾ音質で出力するためには専用の変換ケーブルが必要

ハイレゾ音質で出力するためには専用の変換ケーブルが必要

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