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ドコモがEコマース拡大、出前・フード宅配にも進出

2014年04月22日 05時53分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 NTTドコモ(ドコモ)は、Eコマースサービス「dマーケット」の新たなサービスとして、出前・フード宅配サービス「dデリバリー」を発表。5月1日からサービス提供を開始する。

 「dデリバリー」は、スマホを使って出前・フード宅配サービスを利用できるもの。現時点でファーストフードや弁当、中華、カレー、寿司など約20ジャンル、全国約9500店舗が加盟する。「dデリバリー」だけのお得なクーポンを利用することも可能となっている。

ドコモのスマホで音声により注文するイメージ

ドコモのスマホで音声により注文するイメージ

 「しゃべってコンシェル」に対応し、音声入力によるメニュー検索や氏名、住所の自動入力も可能。支払いは現金やクレジットカードのほか、ケータイ払いにも対応し、利用金額に応じてドコモポイントが貯まるほか、支払いにドコモポイントを利用することもできる。

 「dマーケット」はドコモがスマホ・タブレット向けに、日用品や食料品、家電、ファッションなどの通販をはじめ、音楽やゲーム、電子書籍といったコンテンツをダウンロードできるEコマースサービス。従来は同社と契約するスマホ・タブレットに利用を限定していたが、2月からはauやソフトバンクモバイルをはじめ、ドコモ以外のスマホ・タブレットでも利用できるようになった。「dデリバリー」もマルチキャリア対応で、他社のスマホから出前・フード宅配を注文できる(「しゃべってコンシェル」はドコモのみ対応)。

 ドコモユーザーに利用を限定していた「dマーケット」をマルチキャリア対応にした背景には、「dマーケット」をサービス単体で収益化させようというドコモの狙いがうかがえる。今回、サービスのラインナップを出前・フード宅配サービスに広げた点からも、ネット通販をはじめとしたEコマースにドコモが本格参入したと見て取れる。

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