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処理速度が向上し、タスクバーやスタート画面の機能も拡充

Windows 8.1 Updateでマウス操作がより扱いやすく!

2014年04月24日 12時00分更新

文● 松野/ASCII.jp編集部

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 はじめてWindows 8を起動したときの戸惑いは、それ以前のWindowsに慣れた人ほど大きかったはずだ。筆者も下準備をしないままにWindows 8搭載PCを購入したあげく、ロック画面からどうやってログインしたらいいのか分からずしばし呆然としたり、ようやく使い始められたと思ったら今度は電源関連のボタンが見つからずにモダンUIとデスクトップ画面をひたすら往復したりと、やたら困惑した。

 ただし、それもこちらが慣れてしまうまでの話だ。すでに散々言われていることだが、Windows 8はそれほど使いづらいOSではない。起動は従来に比べて格段に速くなっているし、タッチ操作は便利で、モダンUIだって、アプリタイルを組み替えたり、よく使うソフトをピン留めするなど自分好みにカスタマイズすればとても使いやすくなる。確かに最初は分かりづらいかもしれないが、そこさえ乗り越えれば、以前より快適な運用ができる可能性は大いにあるだろう。

 Windows 8以降のOSの最も厄介な点は、その取っつきにくさにあると言ってもいいかもしれない。

マウス操作がより快適になった「Windows 8.1 Update」

 4月9日、Microsoftの最新OS「Windows 8.1 Update」が公開された。

 Windows 8提供開始から約1年半、Windows 8.1からは約半年と、比較的短い期間で提供されることとなったWindows 8.1 Updateは、Windows 8以降あまり注力されてこなかったマウスによる操作性が大幅に改善されている。冒頭で述べたとおり、モダンUIを導入したWindowsはタブレットとタッチ操作に適応した結果、従来のマウス操作に慣れ、変化を望まないユーザーにはいささか取っつきにくくなってしまっていた。そのようなフィードバックを受け、Windows 7以前の使い心地を部分的に再現したのが今回のアップデートだ。

 実際にどのような点が変更になったのか、紹介していく。

起動後の画面がデスクトップ画面に

【Windows 8.1 Update】起動後、自動的にデスクトップ画面が表示される

 Windows 8では、ログイン後に表示される画面がモダンUI独特の「スタート画面」になった。以前のようなデスクトップを表示するにはいちいちスタート画面左下のアイコンをクリック/タッチするか、設定を変更しなければならなかったが、今回のアップデートでその必要もなくなった(タブレットなど、機種によってはスタート画面が表示される場合もある)。

スタート画面に「電源」「検索」ボタンが追加、右クリックメニュー表示も

【Windows 8.1 Update】スタート画面右上に電源ボタンが追加。マウス操作のみでもアクセスが容易になった

 Windows 8からデスクトップ画面にスタートメニューが表示されなくなったため(8.1で擬似的に復活)、PCをシャットダウンするにはタッチ操作でチャームを引き出すなど、多少の手順を踏む必要があった。今回のアップデートによりスタート画面右上に「電源」「検索」ボタンが追加され、マウスでのアクセスが容易になっている。なお、「Instant Go」対応の一部タブレットには別のシャットダウン方法があるため、このボタンは追加されない。

 また、モダンUI上でアイコンを右クリックすると画面下部にメニューが表示されていたが、Windows 8.1 Updateではデスクトップ画面と同じように右クリックメニューが出るよう挙動が変更となった。よりWindows 7以前のユーザーに配慮した変更と言えるだろう。

【Windows 8.1 Update】右クリックメニューが表示されるように

【Windows 8.1】以前は画面下部にメニューが表示された

 スタート画面における変更はほかに、新しいアプリをインストールした際、画面左下にメッセージが表示されるようになった点などが挙げられる。

タスクバー機能が拡充、Windows ストアアプリや実行中アプリも表示に

【Windows 8.1 Update】ピン留めしたストアアプリ、実行中のアプリがタスクバーに表示される

 Windows 8.1 Updateのデスクトップ画面では、新たにタスクバーにWindows ストアアプリをピン留めできるようになり、Windows ストアへのアクセスも可能となっている。これまでストアアプリはスタート画面からしか実行できなかった。さらに起動中のアプリもタスクバー上に表示されるため、使っていたアプリをそのまま放置してしまった、ということもなくなるだろう。また、スタート画面でもタスクバーを表示することが可能になった。

ストアアプリにもタイトルバーが追加、IEはタブ・URL表示が可能に

【Windows 8.1 Update】Windows ストアアプリもタイトルバーから最小化・終了できる。アプリ版IEは下部にタブとURLも出るため、操作性が上がった

 Windows ストアアプリにもタイトルバーが追加され、最小化およびアプリの終了ができるようになった。最小化/終了どちらの場合も、スタート画面ではなくデスクトップ画面に遷移する。また、アプリ版の「Internet Explorer 11」については、タブおよびURLの表示が可能となった。

旧OSからさらに移行しやすく

 今回のアップデートにより、Windows 8から導入された新機能は維持されつつ、マウスでの使い心地はよりWindows 7以前のものに近くなり、場面場面での操作性も高まったと言える。ストアアプリをタスクバーにピン留めできるようになったことで、これまでデスクトップ画面をメインに使っていたユーザーがアプリを利用する機会も増えるかもしれない。Windows 8.1に比べて処理速度もアップしており、全体的に扱いやすくなった印象だ。

 モダンUIに食指が動かず導入をためらっていたユーザーも、そろそろ移行を考えていい時期なのではないだろうか。

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