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Facebook、スパム排除を目的としたニュースフィード表示アルゴリズム変更を発表

2014年04月17日 13時00分更新

記事提供:SEMリサーチ

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米Facebook は2014年4月10日、ユーザーを不快にするスパム投稿が表示されないようニュースフィードのアルゴリズムを変更すると発表した。

ニュースフィードの目的は「適切なタイミングで、適切なユーザーに、適切なコンテンツを届ける」( to deliver the right content to the right people at the right time)ことにあり、そぐわないスパム投稿を隔離・排除することが狙い。

第1に、「いいね」「シェア」「コメント」を求める、おねだりする投稿の排除。Facebook ページの投稿は、一般論として、いいねやコメント、シェアなどのアクションがより行われた投稿ほどより多くのユーザーのタイムラインに表示されるようになる(オーガニックリーチの拡大)。Facebook によるとこうした(いいね等を求めるような)投稿は他の投稿と比べて平均 15% ほど関連性が薄く、次第に Facebook のユーザ体験を損なうという。今回のアルゴリズム変更により、こうした投稿はタイムラインに表示されにくくなる。

なお、本変更は Facebookページのファンに対して真にディスカッションを求めるようなページには影響しない。

第2に、何度も投稿・再共有される同じ投稿を排除する。何度も同じような投稿がタイムラインに表示されるのもまた、Facebook のユーザ体験を大きく損なうからだ。

第3に広告ページへ誘導するようにユーザーを騙す、スパムなリンクを埋め込んだ投稿の排除だ。写真アルバムへのリンクに見せかけて、広告だけのページに誘導するといった例が挙げられる。アルゴリズム変更時の初期テストでは、投稿のリンクをクリックして Facebook の外のサイトに移動したユーザーが 5% 増加したという。つまり、(スパムリンクがついた)投稿が表示されなくなった結果、関連性があり信頼のおけそうな投稿がニュースフィードに表示されるようになったことを示唆している。

以上3点の変更だが、大半の Facebookページオーナーはスパムを投稿しない為、ネガティブな影響はないはずとのこと。


News Feed FYI: Cleaning Up News Feed Spam
http://newsroom.fb.com/news/2014/04/news-feed-fyi-cleaning-up-news-feed-spam/

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