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Oculus Rift × MMDが奇跡の邂逅

日本また始まった!! クリィミーマミとの握手会がメチャすごい

2014年04月13日 14時00分更新

文● 広田稔(@kawauso3

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MMDで生まれたマミモデルという資産

 もうひとつ、クリィミーマミの3Dモデルが「MikuMikuDance」(MMD)というフリーの3D制作ソフトで作られているのも知っておきたい。

 元々は、名前の通り初音ミクを踊らせるために作られたソフトで、「自分の好きなキャラを思い通りに動かしたい!」という情熱に後押しされて、niconicoでも一大ジャンルと呼べるほどのクリエイターが集まってきた。そのMMDでは「MMD杯」というお祭りが年に2回開かれている。

 2011年2月、第6回のMMD杯が開かれた際、ちゃーりぃさんが投稿した「【第6回MMD杯本選】Connie.」という動画の3Dモデルがあまりにできがよかったため、漫画家さんたちのクリエイティビティを刺激して、Twitterでポンキッキーズのコニーちゃんを描いて披露するお祭りに発展(経緯はTogetterで)。

 その祭りに参加したことがきっかけで、マミのキャラクターデザインをしたイラストレーターの高田明美さんが第7回MMD杯の選考委員を担当。ちゃーりぃさんと高田先生とのつながりがりも生まれて、ちゃーりぃさんが制作するマミの3Dモデルを高田先生らがTwitter上などで監修して、2012年2月、第8回MMD杯に「【第8回MMD杯Ex】クリィミーマミでトゥインクル×トゥインクル」が投稿された。さらに2013年11月には、スタジオぴえろの公式MMDモデルとしてバージョンアップして配布し、MMDコンテストも開催するという大きな流れにつながった。

 実はMiku Miku Akushuの3Dモデルも、MMDで動かせる「Tda式アペンドミク」で、Noraさんが開発した「MMD4Mecanim」でUnityに読み込んでいる。

 今年2月、高田先生が参加した新年会で、GOROmanさんが持ってきたMiku Miku Akushuを体験。Twitterにつぶやいたところ、GOROmanさんが「やってみますね」と返信し、Segawa Yoshihisaさんやよっさんさんの協力を仰いでマミモデルに差し替えた。使用モデルも本来ならMMDや互換ソフトの「MikuMikuMoving」(MMM)でしか使えない規約だが、マミを生み出したちゃーりいさん、ステージを作ったまだおP/NOBさんの特別な許可を得て、スタジオぴえろが監修した上で今回の展示につながった。

GOROmanさんと高田先生がTwitterでつながったところ

 数年にわたる数々の出会いが積み重なってMami Mami Akushuが生まれたと思うと、これはちょっと胸がアツくなりすぎて沸騰しそうになりますよね。とはいえ、(長々と説明しておいた上で)そんな小難しいことはさておき、大好きだったキャラクターと会えて握手できるってのは単純にうれしいこと。それって「技術の有効活用」じゃないですか。

30年分の想いがあるんです

 面白いのは、握手マシーンのベースとなっているPC周辺機器「Novint Falcon」は、元々、3Dオブジェクトの触感を体験できるというもので、例えば、FPSで拳銃を打ったときに、その反動を手にフィードバックするというニーズにも使われていたということ。日本人技術者の手にかかれば平和のシェイクハンドに早変わり……というのは、やっぱり狩猟民族と農耕民族の違いを表してるのかも?

Novint Falconのひとつの使われ方と、日本における魔改造の結果。世界よ、これが日本だ!

 近い将来、3Dキャラだけでなく、実在するアイドルの握手会もバーチャルコンテンツとして提供される日が来そうだ。このOculus Riftを使った握手システム、ぜひ4月26、27日のニコニコ超会議3にて体験してみてほしい。

Mami Mami Akushuも今後もアップデートが続く模様。またクリィミーマミのイベントに出展する可能性もあるので、公式サイトを要チェックですぞ!

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